ひきこもりは中学二年生から。
中学受験の勉強の風景からひきこもりの要素はありました。
勉強に入るまでに完璧な儀式を行う必要がありました。
儀式は集中するためにはある程度は必要ですが、かなり度を超えたものでした。このシーンは意外に簡単に書かれていますが、かなり重症の強迫観念に囚われていると思いました。
勉強にたどり着くまでにクタクタになりながらも、進学校に合格してしまいます。
通学にすごい時間をかけ、勉強もして、部活もして、睡眠不足になりながらがんばっていたのですが、
あることをきっかけにひきこもりに突入。
住む場所を変えてひきこもりは続きます。
筆者を救ったのはお笑いの世界でした。
生きるために何かをする必要があれば、ひきこもりにはならないと言えるのですが、生きるために何もしなくても良い状況でひきこもりにならない自信は私にはありません。
親ともいろいろありながら、、
最後はルネッサース!でハッピーエンド。
強迫観念はいつまでも残り続けるのだなと思いました。
それを消すのは無理だと早いうちに認める方が良いのかもしれません。
山田ルイ53世さんは小学生の頃からあった勉強前の儀式は大倹の受験の時にもあったようですから、その事に関しては特に苦労したとか、していないとか、そんな記述はありませんでした。
面白く一気に読める本でした。
楽しい気分になりたい方に。