今更感満載ですが 生徒にすすめられたので読みました 本屋大賞2位
主人公は僕と山内桜良
病院でたまたま落ちていた日記を見た僕はその持ち主が自分のクラスメイトの桜良で
桜良が膵臓を病んでおり余命1年だと知る
秘密を共有することによって今まで友達もおらず人付き合いのない僕が
桜良の日記を読んだことにより彼女の人生に関わることになった
僕は本を読んでいないフリをしたけど 彼女が僕に自ら病気のことを話してくる
「草舟」(流される性格)である僕は「大型船」(前向き積極的な性格)である彼女の頼みをことごとく聞いてしまう
図書委員で一緒に図書館で仕事をしたり、ついには2人で旅行までするようになっていくのですが
真実を知りながら普通に接してくれる僕が彼女に日常を与えてくれるから 彼女は一緒に過ごす
そんな日常を過ごしていましたが ある日彼女は入院します
でも無事に退院できて 遊ぶ約束をしたのですが 彼女は来ません
来なかった理由をニュースで知ることになります
来る途中に通り魔に刺されて殺されていたのです えぇ>_<
葬式後 彼女の母親に会い 日記(共病文庫)のことを話すと
桜良はあなたのためにこの本を書いていたと言われ 読んでみる
本には白紙のあとに続きがあって 内容は彼女の遺書だった
遺書には彼女が僕の事をどう思っているか書いてあった
彼女にとって 自分とは 周りによって形作られているもの
他人が自分の鏡となって自分という人格を作る
でも 他人に評価されるのではなく 自分自身で自分を形作れる僕に
彼女は憧れをを抱いていたのです
自分とはまるで正反対の位置にいて お互いがお互いを人間として必要としている
そんな特殊な関係を恋人という関係にしたくない
そういうことから 2人の関係を君の膵臓がたべたいと表現したのでした
・・・・そういう意味だったのか・・・
グロテスクでインパクトのある題名でしたが そういう意味だったんですね
なんだ ライトノベルみたいな話じゃないですか!?
ちょっぴり 若い人の感覚貰った気がします 人気の理由がわかりました
セカチューみたいな話ですね
文章とかそういうのは置いておいて 泣けました
まだ少しだけピュアな気持ち残ってるようです(笑)