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つれづれなるままに・・・・

日フィル・コバケンワールド

2019-09-17 | 音楽

今回の東京の目的はコンサート  1年前から予定していた待ちに待った時間

友人で先生でもある伊藤さんの演奏を聴くためだ

指揮は コバケンこと小林研一郎  熱い指揮を振ることで人気のある指揮者

今回のプログラム、マエストロ自らの強い希望によって実現することになったとのこと

序曲は ウェーバーの歌劇《魔弾の射手》 次の曲がウェーバーの協奏曲だからであろう

昔よく演奏したなぁ・・・というくらい有名でよく演奏される曲だ

2曲目は首席クラリネット奏者伊藤先生のウェーバーのコンチェルト第2番

相変わらず いい音色   自然で心地の良い演奏 難しいけど全くそれを感じさせない

さすが 先生 ブラボーだ

後半は首席フルート奏者真鍋さんのモーツァルトの協奏曲

今回のカデンツァは自作されたとのこと  透き通った音色でした

コンサートの締めくくりはストラヴィンスキーのバレエ音楽《火の鳥》

好きな曲でもあります  圧倒的なパワーでプログラムを締めくくったあとは

アンコールは ビゼーのアルルの女より ファランドール  

最後までパワフル全開のコバケンでした

今回は友人と教え子と3人で鑑賞  成人して一緒にお酒が飲めてよかった

若くて頑張っている若い人との話は元気をもらえますよね

もちろん 伊藤さんともお話しをして帰りました  次は大晦日のコンサートです


渡邊暁雄生誕100周年記念演奏会

2019-06-25 | 音楽

週末東京へ行った   久々の旅行だ

やっぱりコンサートいこうと思い 友人が出演する日本フィルの演奏会にサントリーホールへ

この日は記念演奏会

というわけで 特別なプログラムといいますか 

日本フィルの歴史にちなんだ曲が集めてありました

フィンランドの作曲家シベリウスのフィンランディアと交響曲5番

ガーシュインのピアノ協奏曲を楽章ごとにソリストを変えての演奏

また日本の曲で 小山清茂の木挽歌、、マーラーのアダージェット

面白いプログラムだ

フィンランディアは合唱付だしピアニストのそれぞれの演奏も楽しみ

小山さんの作品は最近 吹奏楽でしか聞いていなかったので 

オリジナルが聞けることも楽しみだった

 

この演奏会では サプライズも起こった

なんと 上皇ご夫妻がいらっしゃったのだ

これには聴衆もびっくり

今回 お願いした席がちょうど 上皇ご夫妻をよく拝見できる席で

なんとも思い出に残る演奏会となりました

一緒に行った友人は 初めてお目にかかったということでよかったです

仲睦まじく素敵です  ですが階段の上り下りは大変そうにも思えました

演奏会後 いつものようにステージ袖で友人と歓談  相変わらずいい音してる

さすがです  相変わらず元気そうで 来月こちらで飲みに行くのが楽しみ♫

一緒に行った友人とも居酒屋で楽しい時間を過ごして いい休日になりました


芸術祭十月大歌舞伎

2018-10-29 | 音楽

十八世中村勘三郎さんの七回忌追善の大歌舞伎を見た

歌舞伎座で歌舞伎を見るのは初めてだ

私はリッチマンではないので3階席  チケット発売日に何とかゲットできた

さすがに2万近くする席は手が届かない^_^;

以前歌舞伎を見た母には なんで??と言われたが  身の丈に合ってます(笑)

母は花道の横で見て 知り合いに連れられ楽屋にも行ったらしいが

きっと知り合いが ご贔屓筋だったのだろう

確かに3階席の前から 花道は前方しか見えない

かといって好きな幕だけを鑑賞する一幕見席の当日券並ぶのは

せっかくの東京なのに時間が勿体無いので 事前にチケットを買った

 

歌舞伎は客席で食事しても良いので 歌舞伎座に行く前に 三越の地下でお弁当を買う

歌舞伎に行く人たちが 同じようにお弁当を買っていた

初めての歌舞伎座の印象は綺麗  そして着物の人も多い

3階席は何度も歌舞伎を見にくる人が多いようで みんな慣れてる感じ

友人に勧められたイヤホンガイドを借りて 解説を聞く 意外と面白かった

3階にはお土産を売っていた名物の鯛焼きがうっていた

昼抜きだったので食べた  紅白の白玉入り なんだか縁起がいい

夜の部の演目は 宮島のだんまり 義経千本桜〈吉野山〉 助六曲輪初花桜だ

宮島のだんまりは 知らなかったけど あとの二つは知っている演目だった

中でも 義経千本桜の坂東玉三郎さんが登場した瞬間 固まってしまった

頭のてっぺんから指先 足先まで 全てが美しすぎるし 動きに無駄がなく実に自然 

こんなに美しい優雅で上品な動き 見たことありません  圧巻でした

そして助六曲輪初花桜の助六役の 片岡仁左衛門さん  はまり役ですね

白酒売は勘九郎さんで  初役で揚巻に抜擢されたのが七之助さん

女形の中では大役中の大役  指導役も兼ねて 玉三郎さんが母親役で登場

こうやって 次世代に演目が引き継がれていくのですね

歌舞伎の音楽である長唄も良かったし 追善ということで 豪華な配役で楽しめました

次世代を担う 子役の皆さんも素晴らしかった

また 行きたいです


贅沢な時間

2018-09-24 | 音楽

先日 お世話になってる楽器屋さんのサロンコンサートに行って来ました

楽器屋さんと言っても 楽器製作や修復をされてるお店です

娘がお世話になってるのですが 私は楽器製作職人でもあるオーナーのファンです

以前 いろいろな話をさせて頂いてから 彼の信念が強くて 宗教みたいです

以前の記事はこちら

https://blog.goo.ne.jp/yukconbrio81/e/bcace75621b7073b289d1bfc60b20d6a/?st=1

今回は 完全なプライベートコンサート

ホールではなくお店で この日の聴衆はオーナーさんや関係者8人

演奏してくださったのは 名古屋を中心にご活躍のチェリストの山田真吾さん

鳥取のヴァイオリン美術館で演奏されるためにこちらへ来られた

プログラムは チェロの代表曲 バッハの無伴奏チェロや日本の曲 現代の曲と

バラエティに富んで楽しい時間となりました

普段 こんなに近くで演奏を聴くことはないので 楽器から息づかいがよく伝わる

弓や指の動き 楽器の音色の奥行感や倍音  全てが心地よかったです

中でも 日頃 無伴奏のチェロで日本の曲を聴く機会がないので新鮮でした

川の流れのように、荒城の月、花は咲く、見上げてごらん夜の星を など・・・

荒城の月は すごくもの悲しい感じに聴こえて

見上げてごらん夜の星を は思わず目をつぶって夜空を想像してしまうほど

ロマンティックに聴こえました

曲の解説やエピソードなど話もお上手で飽きる事なく1時間が過ぎて行きました

私は楽器の中でチェロが大好きなんです 音色が 低い豊かな音から高音の心地よさ

とにかく癒し系の音色

どこか暗く心を揺さぶるというか哀愁がただよっているのはオーボエとどことなく似ています

この日はコンサート後が更に盛り上がりました ドリンクパーティー♪

私は車で飲めなかったので ノンアルのシャンパンやシードルで飲んだ気分になる(笑)

楽器製作の話や チェロの話 結構マニアックな話で盛り上がりました

これも来ていた人がみんな楽器をしているからできる話

私は来月東京のストラディバリウスフェスティバルを観に行く予定ですが

オーナーも山田さんも行くと言っておられて 僅か1週間の開催なのにみなさん興味あるんだなぁと

それもそのはず  ストラディヴァリの死後250年にクレモナ市で開催された展覧会

ロンドンのアシュモレアン博物館で行われた展覧会

今回 東京でアジア初のストラディヴァリウスフェスティバルの開催ですから・・

今回21挺も展示されるらしい・・

なので どういうところを見たら面白いのか いろいろ教えて頂きました いまから楽しみ♪

そんな感じで話は尽きることなくとても盛り上がりました

それにしても こんな贅沢なひと時は 日頃のストレスを癒してくれました

招待頂きありがとうございました


反田恭平ピアノリサイタル

2018-09-07 | 音楽

久々のコンサート

以前から楽しみにしていた 天才ピアニスト反田恭平さんのリサイタル

今回はオールベートーヴェンプログラム しかも三大ピアノソナタの悲愴、月光、熱情でした

チケットを買ったまま取りに行ってもいなくて コンサート前に引き換えるくらい仕事や旅行でばたばたしていました

それでも忘れることなくコンサートに行ったのは

やはり 反田さんのピアノの音色を生で聞いてみたいから ただそれだけでした

反田さんというと ピアノの森で演奏しておられると思います

テレビでは何度も演奏を見ていますが始まる前からワクワクドキドキ♡

飄々としていらっしゃるという印象

一曲目から ハッとさせられた  なんとも言えない表現

こんなベートーベンがあったのか!?

一瞬で音色に惹きつけられた  全然あきなくて多彩な音色と表現にしばし感心

あっという間に 反田ワールドに引き込まれてた

中でも 月光の静と動のコントラストの違いは圧巻だった

気の毒だったのは 羽虫がピアノの周りをウロウロ飛んでいた

月光の前には 羽虫が止まったのか 虫を払ってるシーンが気の毒だった

熱情の最後は繊細さと重厚さ力強さのコントラストで

最後に向けて私自身が勝手に盛り上がってしまいました

アンコールも3曲の予定のようだったが4曲

とに書きピアノが好きなんだなというのがよく伝わった

私はピアノのコンサートはあまり行きませんが

こんなベートーヴェン初めてで 新鮮でエキサイティング✨

だけど  それ以上にこれを作曲したベートーヴェンって天才です

ピアノの楽器の発展と共に 完成されたベートーヴェンのピアノソナタ

熱情を聴きながら ピアノの発展が曲作りに改めて大きく影響したんだなと思いました

すっかりファンになっちゃいました

ピアノの森の続編も楽しみです