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つれづれなるままに・・・・

Fukuahima50

2020-03-15 | 映画
これは 門田隆将の 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発 を原作とした映画だ
原作が良かったので楽しみにしていました
新型コロナの自粛ムード、閉鎖空間ということで
映画館に行ってもいいのだろうかと思ったりもしたが
行く機会を逃したくなくて 観に行きました
一番後ろの席で人と離れた出入り口付近を選んで^_^;

松江には県庁所在地で唯一の原発があります
県庁も10キロ圏内、年に数回緊急メール配信なども行われるので関心が高いです

映画が始まって
あの日のことを思い出しました
原発が爆発したことも覚えています
こちらも原発があるので他人事ではありません
とにかく怖かったです
心臓がバクバクしました
原子炉を冷やすために吉田所長をはじめとした職員、自衛隊、消防
誰も経験したことがなく、しかも見えない放射能の中で
多くの人が死に物狂いで原発を守った内容は心を打たれました
もしあの時メルトダウンして大爆発していたら
東日本は人の住めない状況になっていたのでしょう
決死隊ともいえる 手動でベントを行った職員も本当に怖かっただろう
彼らのおかげで被害は最小に抑えることができたことに感謝だ

それを指揮した吉田所長はすごい
官邸や本店からの指示を無視して冷却を続け
また多くの作業員を退避させ、最低限の人数で守ろうとしたことも評価できる
原発の職員、町の人、職員の家族、アメリカ軍、それぞれの立場でも描かれていてよかった

官邸と東電の幹部 呆れました
逃げ腰、知識もないのに現場に乗り込む首相とか
なんだか 今のコロナ騒動と被ってしまいました
誰も遭遇したことのない状況だからこそ 冷静さが問われるのでしょう

彼らのおかげで今がありますが
それでも 故郷が失われた人も多い
改めて様々なことを考えさせられました

自然災害や新しいウイルスが起こるたび 人間は試されているのでしょう

蜜蜂と遠雷

2019-10-10 | 映画

直木賞と本屋大賞のW受賞を果たした恩田陸の「蜜蜂と遠雷」の実写映画

私は原作の大ファンで  本屋大賞を受賞した時も直木賞受賞した時も とっても嬉しかったんです

って感じでし正直映画化には疑問っていうか

あれだけの内容を2時間程度で描くのは無理だしせめて連続ドラマならなんとか可能かな

と思っていたんですが 小説で出てくる春と修羅の演奏が気になって見に行った

ネタバレになるのであまり書けないですが 予想通り 小説が良かった

描写が まるでホールの中にいて音楽が流れてくるような感じで

小説の世界観にどっぷりと浸かってしまいました

栄伝亜夜を中心に作られていた映画だと思いますが

蜜蜂の風間塵の存在感が薄くて ホフマン先生のギフトの意味があったのか?

マサルの天才さもイマイチ伝わらなかったなぁ

原作を読んでいると ツッコミどころは満載ですね

どこにスポットをあてるかは難しんだろうなぁ

 でもピアノコンクールの第二次予選の課題曲「春と修羅」を

ロンドンを拠点に活動する作曲家・藤倉大の作品がよかった

小説でどんな感じなのかなとイメージを膨らませていただけにワクワクでした

ファイナリスト4人―亜夜、明石、マサル、塵という天才ピアニスト達のための四者四様のカデンツァ

それを豪華ピアニストが演奏しました

亜夜役には河村尚子、明石役には福間洸太朗、マサル役には金子三勇士、塵役には藤田真央

キャラクターに沿った音楽を表現していたように感じました

規格外の天才 風間塵のこともうすこし描いて欲しかったかな!?

やっぱり 恩田陸さんの原作が凄すぎる


天気の子

2019-07-31 | 映画

君の名は  以来の新海監督の映画

たまたま 娘と同じ日に観に行ったんですが話題は

三葉と瀧君が大人になっていた!三葉と瀧君は君の名は主人公   

三葉はアクセサリーショップの店員、

瀧君は 晴れにする晴れ女のバイトで訪れた先のお孫さんが瀧君だった

他にも 君の名はのメンバーが出てたらしいけど 見てる時には気づかなかった^_^;

言われれば そうだったのか  みたいな感じです

 

内容はネタバレになるのですが

君の名は ほどのファンタジー感はちょっとなかったかな

キャバクラの客引きや歌舞伎町、ラブホテル、暴力、拳銃拾って撃ったり・・・

警察から逃げて発砲するし  だってまだ高校一年生なのに それってアリ?

ラブホテルでカラオケやお風呂に陽菜の小学生の弟と一緒に泊まるシーンも

夏休みで 結構小学生とかもたくさん来てて これ大丈夫なの??とちょっと思いました

まぁ私は大人なのでそれなりに楽しめたし そういうダークな世界があるのも現実ですから

ファンタジーは 陽菜が晴れ女の仕事で  人々を喜ばせていくシーンですが

絵も綺麗でとても明るい気分になりました

あとは もう30歳若かったらなぁと思いました

一途で周りが見えなくて 恋は盲目とはいうけど  若いからできること

そんな行動力は思考は若さゆえ

何かに対して疑いもなく真っ直ぐに思う心は

大人になると 疑心暗鬼とかで どんどん減ってくるように思う

だから  そういう彼らの思いが少し羨ましくなりました

そういうピュアな気持ち持ち続けていけたらなと思いました


僕に、会いたかった

2019-05-26 | 映画

島根県出身の錦織良成監督の映画

島根県の隠岐の島が舞台

隠岐島前高校の島留学で島へ来る生徒たちとの交流を重ねて

主人公が自分を取り戻していくおはなし

 

主人公の徹(TAKAHIRO)は腕のいい漁師だったが

漁の途中の事故が原因で記憶を失っていた 嵐に巻き込まれ 同乗していた妻が亡くなったのだ

徹は母(松坂慶子)や島の人々に見守られ市場で働いていました

島留学に来た学生の中に 自分の娘がいて再会することで自分を取り戻していく

 

懐かしい隠岐の風景  年明けに亡くなった祖父に連れて行ってもらった

小学生の頃だったかなぁ・・・

大人になってからも何度か訪れたけど いい所

食べ物も景色も最高

島の料理が並んでいるシーンはこれが隠岐のもてなしだよなって思いました

映画の内容より 隠岐の景色に癒された私です

カラフルなヒオウギ貝食べたくなりました

欠航のリスクがあるからなかなか行きづらいけど

久々に訪れたくなりました

近々実現したいなぁ・・・


翔んで埼玉

2019-04-06 | 映画

翔んで埼玉を観た  予告編で面白そうだったから♪

魔夜峰央のコミックが原作で 都会指数が高い東京都とそれ以外が区別される話です

埼玉は荒野の小屋にわずかな人々が住むような地域で

埼玉県人が東京都に入るには通行手形が必要とされ手形を持たずに荒川を渡ればたちまち捕らえられて

埼玉県人解放のために立ち上がるというよう物語だった

なにもないが徹底的にディスるられてて痛快だったけど 最後はそこそこいいものがいろいろあるよね

と 埼玉の良さを再認識するのはシメとしてよかった

千葉VS埼玉  面白いですね  まるで島根VS鳥取 のようでした(笑)

私は埼玉県民の友人がいるので少しずつ埼玉のことを知る機会があるけど

埼玉や東京周辺の人以外が観たら 面白さが少し減るかもしれません

逆に 埼玉県民はツボにはまって 間違えなく面白さ倍増でしょう

どうせなら 埼玉出身の人が主役だったらもっと面白かったかも