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つれづれなるままに・・・・

下町ロケット ヤタガラス

2018-11-02 | 読書

司書さんが届けてくれて 一気読みしました  ゴーストの続編

因みにヤタガラスは 帝国重工のロケットで佃製作所がバルブシステムを開発しました

トラクターのトランスミッションの開発と ヤタガラスで打ち上げた衛星を使って

地上の農業用トラクターの位置を追跡し その位置をPC上で確認しながら

トラクターを遠隔操作して無人の状態で農作業を行うというICT農業がテーマ

あまり書くとネタバレになるので控えますが面白かったです

日本の農業が抱える問題(人手不足とか)をどう解決したらいいのか  それがICT農業で

農業もすごい進化してるんだと知りました

今回は中小企業が集まったダーウィンプロジェクトと巨大企業 帝国重工の戦いでした

ダーウィンの致命的不具合対策に物語が進んで 印象的だったのは

畑のど真ん中でダーウィンが立ち往生し呆然となる農家を佃社長が見かけるシーンがあり

ギアゴーストを見捨てるのはさっきの農家のような人たちの事を見捨てるのと同じことかもしれないな

ダーウィンはギアゴースト(トランスミッションの会社)のミッションが使われていますが

自分を裏切ったギアゴーストをも救ってまで国内農家の危機を救うとする佃社長は

人情もあるし 敵の企業に助けを出すなんて すごい 誰でもマネできません

オレたちの使命は世の中に貢献すること

という言葉が早い段階で出てきましたが この言葉通りでした

細かいやりとりは 他にもたくさんたくさんありますが 本を読んで お楽しみ下さい

ギアゴーストにいた 島津さんが 佃製作所の一員になり

ギアゴースト伊丹社長の裏切りという前作のラストから最後は佃社長の英断で救われるラストは

なんだか ほっこりするシーンでもありました

島津さん めっちゃいい味出してました


さよなら 田中さん

2018-10-04 | 読書

l山水さんオススメの本  やっと順番がまわって来ました

本当に中学生が書いたの? これが第一印象です

著者は現在中学3年生の鈴木るりかさんで  

小学4年生から中学2年生の時に書いた受賞作と書き下ろしということですが

とても面白くて スラスラ読めました

主人公は小学六年生の田中花実で母ひとり、子ひとりの母子家庭

子供の目線で 今の社会が描かれていました

貧困、引きこもり、親子の複雑な関係、受験、友人、さまざまな階級層などについて

大人の目線とは違って興味深かったです

中でも 死んだと聞かされている自分の父親のこと やはり子供は気になるんですね

決して裕福ではない田中親子ですが

子供のために工事現場で働く母親が バイタリティーがあって真っ直ぐですごい!

貧しいけど 笑いが絶えず心豊かで 見習わなければ・・・

とにかく その親子関係が生き生きと描かれていて清々しい気持ちになりました

その反面 友人のお父さんが逮捕されたり

スーパーマーケットの社長さんとの見合い話がきて

母親が幸せな結婚ができるためには自分がいなくなった方がいいのでは?と悩んだり

受験で失敗したクラスの男の子が自殺しようとしているところを助けたり

中学生が描くにしては結構重い話もありました

その 身投げしようとしてた三上くんに 花実のお母さんが投げかける言葉が印象深かったです

悲しい時 腹が減っていると 余計に悲しくなる

そんな時はメシを食え 一食食ったら、その一食分だけ生きてみろ!

私も悲しい時は 美味しいもの食べて 頑張ってみます

っていうか 食べてる時は嫌なこと忘れるから 食欲の秋楽しんでて体重が気になる^_^;

すごく読みやすかったです  オススメです


違和感/太田光

2018-07-11 | 読書

爆笑問題の太田さんの著書

言いたいことを言ってバサッと切る感じで楽しめました

太田さんの毒舌は本の中でも健在でした

内容もいじめ テロと戦争 憲法九条など ちょっと突っ込みにくい内容も痛快です

中でも 生きづらさについては 生きやすいって感じて生きている人なんているの?と言うし

どうせ引きこもるなら矢印を自分に向けて孤独を感じた方がいい

なるほど  高校時代 友人が誰も居なかった太田さんらしい意見

毒舌についても 誰がそれを言うかということ と言う

ほかにも ルールそのものは、冷血であるべき

憲法九条は 日本の常識は世界の非常識ってそれのどこがダメ

いじめについては いじめといじりは まったく同じだと 

一番共感できたのは

才能と技術について 才能がないかもとと悩んでるならそんなもん入口でしかない

と 古典芸能のすごみは、型を作って残してるってことでした

これについては 時々生徒たちに言うんですけど

自分の先生にもよく言われた気がします

型をつくらないと型なしだと・・・

最後まで 退屈することなく 楽しく読めました


君の膵臓をたべたい/住野よる

2018-06-21 | 読書

今更感満載ですが 生徒にすすめられたので読みました 本屋大賞2位

主人公は僕と山内桜良

病院でたまたま落ちていた日記を見た僕はその持ち主が自分のクラスメイトの桜良で

桜良が膵臓を病んでおり余命1年だと知る

秘密を共有することによって今まで友達もおらず人付き合いのない僕が

桜良の日記を読んだことにより彼女の人生に関わることになった

僕は本を読んでいないフリをしたけど 彼女が僕に自ら病気のことを話してくる

「草舟」(流される性格)である僕は「大型船」(前向き積極的な性格)である彼女の頼みをことごとく聞いてしまう

図書委員で一緒に図書館で仕事をしたり、ついには2人で旅行までするようになっていくのですが

真実を知りながら普通に接してくれる僕が彼女に日常を与えてくれるから 彼女は一緒に過ごす

そんな日常を過ごしていましたが ある日彼女は入院します

でも無事に退院できて 遊ぶ約束をしたのですが 彼女は来ません

来なかった理由をニュースで知ることになります 

来る途中に通り魔に刺されて殺されていたのです  えぇ>_<

葬式後 彼女の母親に会い 日記(共病文庫)のことを話すと

桜良はあなたのためにこの本を書いていたと言われ 読んでみる

本には白紙のあとに続きがあって 内容は彼女の遺書だった

遺書には彼女が僕の事をどう思っているか書いてあった

彼女にとって 自分とは 周りによって形作られているもの

他人が自分の鏡となって自分という人格を作る

でも 他人に評価されるのではなく 自分自身で自分を形作れる僕に

彼女は憧れをを抱いていたのです

自分とはまるで正反対の位置にいて お互いがお互いを人間として必要としている

そんな特殊な関係を恋人という関係にしたくない

そういうことから 2人の関係を君の膵臓がたべたいと表現したのでした

・・・・そういう意味だったのか・・・

グロテスクでインパクトのある題名でしたが そういう意味だったんですね

なんだ  ライトノベルみたいな話じゃないですか!?

ちょっぴり 若い人の感覚貰った気がします  人気の理由がわかりました

セカチューみたいな話ですね

文章とかそういうのは置いておいて 泣けました

まだ少しだけピュアな気持ち残ってるようです(笑)


買うな!使うな!身近に潜むアブナイもの/船瀬俊介

2018-06-16 | 読書

図書館で予約してた本  長らく待って借りてたことも忘れていました

日本の真相、1日1食、医食住の怖~い話など インパクトのある本を書いておられます


ジャガイモ揚げたら発がん物質が出るとかマーガリンはすぐやめろ とか

耳の痛い話が続く・・・

筋肉が溶ける!コレステロール降下剤の恐ろしさ

マンション族は、コンクリートで9年早死に!

など インパクトの強い言葉が並ぶ

内容も詳しくて へぇ〜そうなの???

こんな本読んだら 何も食べられないし

水も薬も飲めないし 家にも住めないではないですか!?

全部 リスクの話ですが 気になる人には気になるだろうから

これは 私は気にしないことにした

だって現実的に無理なんですから・・・

全部自給自足で食べるって無理でしょう・・・

ただ できたものではなく 一から自分で作ることは必要かな?

出来るだけそうするようにしてますが 忙しいと惣菜や冷食は便利ですよね^_^;

 

一番の衝撃はシャンプー

髪が抜けるハゲる・・・シャンプーは毒物エキス

マジっすか!?

石鹸で洗えってことらしい

最後まで不安を煽られた>_<