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つれづれなるままに・・・・

やばい老人になろう/さだまさし

2017-11-15 | 読書

いつも楽しいトークのさだまさしさんの憧れるじじぃ、それもやばい老人の条件が次の3つだ

知識が豊富、どんな頼みも共有してくれる、何かひとつスゴイものを持っている

なるほど・・・自分が出会った多くの先人や自分の祖母や両親のこと

そこから学んだことがさださんに生きてるんだなって思いました 

数々の名曲を生み出してるさださんですが多くの中傷に傷ついたと言います

「精霊流し」が暗い 「無縁坂」でマザコン 「雨やどり」で軟弱

「関白宣言」で女性蔑視と批判され 「防人の詩」で右翼だと・・・

そんな時 大先輩の言葉に助けられたそうです

 

私は 人間の完成形はおばあちゃんだと・・・いう話が面白かったです

おばあちゃんは更年期を突き抜けてなにごともなかったのように笑顔で振舞っていて

中でも瀬戸内寂聴さんは人間の完成形だと尊敬してるとのこと

あれだけ奔放に生きた人が出家するということは並大抵ではないけど女だからできることだとも・・

さださんは男には多分無理ではないかと言い、

男というものはいつまでも諦めが悪く、浅ましくもいじらしく、実に情けない存在だと

女性はなんでもスッパリと見事に割り切れ、

例えば男女関係も女性が一度何かを決断したらきれいに切り捨ててしまう

ところが男の方はきれいに切り捨てることができない

なんとかしてきれいにつながっていたいと思う

世の女性はこんな経験一度や二度あるのでは??思わず笑ってしまいました

私も更年期の真っただ中・・・それを突き抜けて私なりのこれからの人生 笑顔で生きていかなければ(笑)

ちょうどさださんの本と一緒に寂聴さんの新書借りて読んだので

さださんの本の内容とリンクしちゃいました

 

また私の好きな歌 風に立つライオンの話も・・

ちょうどこの本を読みだしてから聴きたくなってDVD見たところでした 

その歌詞の中に以下の詩があります

やはり僕たちの国は 残念だけど 大切な処で道を間違えたようですね

その意味はどんなものなんだろう?と思っていつも思っていたので

やっと歌詞に込められた意味がわかったこと・・よかったです

自分がこうなりたい、こうしたい、かっこうがいい、儲けたい

だから尊敬してる人はお金持ち、お金には勝てないということ・・・

確かにお金は誰も勝てないかもしれない。それを責められないし責めるつもりもない

でもその先の未来を見られないのは教育のせいと思わざるを得ない

本当の意味での教育を この国が見失ってしまったのだ

そうだったのか・・そんな意味があったとは・・

最近子供たちのとの話題で 相手の立場とか思いに少し寄り添ったり想像するだけで

言葉の使い方が変わるんじゃないのかなという話がよく出てきます

言葉の伝え方とか選び方がわからないって言うか

平気でありえない言葉を投げつけてきたり 物事を言葉で説明できない人も多いという

それはメールやSNSなどが

コミュニケーションツールの中心になったことなのかはかりませんが

さださんは少なくともそうではないかと・・・

メールでは伝わらない言葉の大切さやコミュニケーションの力を見直してほしいとありましたが

私も同感です そして大事なことはきちんと言葉で伝えたいと思います

とっても痛快で楽しい本でした^-^