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つれづれなるままに・・・・

新しい道徳/北野武

2016-12-25 | 読書

出版された時から読みたいと思ってましたが今になりました^^;

安い本だから買って読めばよかったかな?と思ったりもしたけど、そう言って本を買うとどんどん増えるので

結局この本も図書館で借りましたが予約したことも忘れるくらいなが~い時間待ちました(笑)

小学生の道徳の授業について書かれていたもので痛快ですぐに読めました♪

 

たけし節も炸裂していました・・・ネタバレになりますが

誰かに親切にして、いい気持ちになるっていうのは、自分で発見してはじめて意味がある

それをクスリの効能書きかなんかのように、いいことをしたら気持ちいいぞ、気持ちいいぞ、って書いてあるのが道徳の教科書だ

薄っぺらいにもほどがある

とか

☆芸人には芸人の道徳があるように、サラリーマンにはサラリーマンの道徳がある

道徳は本来、人それぞれで微妙に違うものだ。人それぞれなんだから、道徳は自分で作るに限る・・・

時代を作る人は、いつだって古い道徳を打ち壊してきた。新しい世界を作るということは、新しい道徳を作るということだ

☆守ることができるかどうかわからない道徳を抱えて生きるよりも、自分なりに筋の通った道徳を作って、それをきっちり守った方がいい

道徳なんて必要ないというつもりはない。人間として生きるには、やっぱり道徳はあった方がいい

ただし、他人の作った道徳に鼻面つかまれて引っ張り回される必要はない。道徳は、自分で作るに限る

☆嘘ばかりついている人間ほど、子どもに嘘をつくなと教えたがるものだ。

☆人に何かを伝え理解させるのに必要なのは、巧妙な話術でも、甘いお菓子でもなくて、伝える側の本気度だ。

☆芸人には芸人の道徳ってものがあるわけだけれど、それを細かく教える必要はないし、教えたってなかなか身につくものじゃない

人間社会の中で、上に行こうとする奴は、放っておいても道徳的になる。そうでないと、上には行けない。

結局は自分で考えろっていうことが言いたかったんですよね

面白いのですぐに読めちゃいます

武さんを交えて道徳についてのディスカッション番組見てみたいです