l山水さんオススメの本 やっと順番がまわって来ました
本当に中学生が書いたの? これが第一印象です
著者は現在中学3年生の鈴木るりかさんで
小学4年生から中学2年生の時に書いた受賞作と書き下ろしということですが
とても面白くて スラスラ読めました
主人公は小学六年生の田中花実で母ひとり、子ひとりの母子家庭
子供の目線で 今の社会が描かれていました
貧困、引きこもり、親子の複雑な関係、受験、友人、さまざまな階級層などについて
大人の目線とは違って興味深かったです
中でも 死んだと聞かされている自分の父親のこと やはり子供は気になるんですね
決して裕福ではない田中親子ですが
子供のために工事現場で働く母親が バイタリティーがあって真っ直ぐですごい!
貧しいけど 笑いが絶えず心豊かで 見習わなければ・・・
とにかく その親子関係が生き生きと描かれていて清々しい気持ちになりました
その反面 友人のお父さんが逮捕されたり
スーパーマーケットの社長さんとの見合い話がきて
母親が幸せな結婚ができるためには自分がいなくなった方がいいのでは?と悩んだり
受験で失敗したクラスの男の子が自殺しようとしているところを助けたり
中学生が描くにしては結構重い話もありました
その 身投げしようとしてた三上くんに 花実のお母さんが投げかける言葉が印象深かったです
悲しい時 腹が減っていると 余計に悲しくなる
そんな時はメシを食え 一食食ったら、その一食分だけ生きてみろ!
私も悲しい時は 美味しいもの食べて 頑張ってみます
っていうか 食べてる時は嫌なこと忘れるから 食欲の秋楽しんでて体重が気になる^_^;
すごく読みやすかったです オススメです
自分の少年時代が
蘇ってきました!
ひたむきに頑張ってる親子の姿に心打たれましたがこれを中学生が書いてるっていうのが驚きです