国慶節の後半10月5日から8日まで上海から3泊4日で四川省にある世界遺産、黄龍と九寨溝に行って来ました。中国はあちこち行ったけど九寨溝がいったいどれほどのものなのか、そんなに素晴らしいのかをこの目で確かめるために・・。
上海から成都まで飛行機で2時間半、そして九寨溝までは成都からさらに40分ほど飛行機に乗らなければなりません。しかも九寨溝の空港は中国ではチベットのラサの空港の次に標高が高く山間部のためしょっちゅう飛行機が遅れたりキャンセルになったりするそう。ガイドさんの話によると2,3時間遅れは当たり前で定刻に出発するのはよほど運がいいときだけだとか。高山病の心配だけでなく、こんな壁も立ちはだかっていたとは!実際、国慶節の前半に出発していた知人は飛行機が9時間遅れ、しかも九寨溝で雪が降ったそうで・・。
これを先に聞いていたら行くことをためらったかも・・・。でも聞いたのは成都に着いたバスの中だった・・・。
「定刻どおりに飛ばないのが普通なんです。これは仕方のないことです。」 と語る成都のガイドさん
四川省はパンダのふるさと。成都に着いたその日はまずパンダ繁殖基地へ。
パンダ(中国語で熊猫)は中国の国宝!国慶節ということもあり人がいっぱい。
客?そんなの知らんがな・・・。
当の本人は大勢の視線もお構いなし。客にお尻をだして熟睡する自由気ままな熊猫さん。
生後1週間ほどの赤ちゃん、一ヶ月くらいの赤ちゃんなどがいました。(赤ちゃんは撮影禁止なので看板をアップ。)
多額の寄付金を払うとパンダを養子にできる制度あり。ジャッキーチェーンは百万元(本日のレートで約1300万)払って2匹を養子にしています。もちろん名付け親になれます!いくつかの大企業もパンダを養子にしているよう。ちなみに東芝の養子パンダは「東東」と「芝芝」の2頭。
時間になったからおしまい!
1000元(約13000円)払うと生後一年のパンダと写真が撮れますよ~と言われましたがまもなくクローズに。やむをえず小熊似のうちの旦那と写真を撮ることでなんとか気持ちを抑えました。
夕食は清の時代から有名な「陳麻婆豆腐店」。そう、麻婆豆腐発祥の店です。
ところで麻婆豆腐の名前の由来、ご存知ですか?
中国の清末の時代、陳春富という人の奥さんの作る豆腐料理が街で評判に。その奥さん(中国語で婆)は顔にあばた(中国語で麻子)がいくつかあった。つまり麻婆豆腐ってもともと「陳さんとこの、顔にあばたがある奥さんの豆腐料理」なんですね~。
本場の麻婆豆腐、とっても辛いです。ヒリヒリします。とってもしびれます!でも香りがいい、食べていて汗がでてくるけどまた食べたくなる、とっても絶妙な味でした。
成都の夜
繁華街は歩行者天国になってます
成都は日本の西武有り伊勢丹有り、でも一番人気はイトーヨーカドーだとか。なんと成都市内に5店舗あるそうです。ホテルの近くにある店舗に10時の閉店前に行きましたが本当にすごい人で賑わってました。
次の日は4時半起きで富士山並みの標高、「黄龍」です・・・。飛行機、飛ぶのか?