納言のもろこしだより

今回上海が3度目のもろこし滞在。倭国ともろこしの和睦を願いつつ、のほほん過ごす清少納言のつれづれ日記!

創造力

2007年04月23日 | 教育

かつての西夏の都の高校1年生。

みんないい顔!

 

もろこしでは中学といえば「初等中学=初中」「高等中学=高中」の6年間、つまり中学一年生から高校3年生までを指し、普通一貫教育である。

この学校は北京大学や清華大学といった中国の最高学府にも何十人も入るこの地区のエリート校。

もろこしでは中学から寮生活のところも多く、朝6時のランニングから始まり(冬は真っ暗)、夜の自習の時間がおわる10時までひたすら勉強に明け暮れる。一人っ子政策によって子供の受験勉強の競争はますます熾烈になっている。科挙の名残か、勉強ができさえすれば将来の道が開ける!という考え方が根強い。たくましいもろこし人といえども、このような生活を続け3分の1くらいの子は精神的に参ってしまうらしい。

こうした教育は超エリートも生まれるが、ひずみも生まれる。この日の授業は美術だったのだが、もろこしの子供は日本の子供に比べると、見たものをそのまま描写するのは得意だが自分で創造することができない子が多いそうだ。

 「創造力」

これが日本が勝ち残るキーワードなのかもしれない。

 


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3 コメント

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○○力 (ドランカー)
2007-04-24 01:00:18
「○○力って最近流行りなのかな~?」
渡辺淳一の「鈍感力」の話をしていると
今日スタッフの女性が言うので
「それだけ力が弱ってるのかな~」
という話をしたところです。

身近で見る限り
「創造力」ってある人少ない。

答えを教える教育の弊害のような気がします。
「考え方」ってのが疎かにされてるのかな?
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Unknown (納言)
2007-04-24 22:34:50
創造力までもろこしにまけたらもう倭国衰退の道まっしぐらです・・。危機感感じちゃいます。
で、創造力ってどうやったら育つんでしょうね。「欲求」かな。
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Unknown (ドランカー)
2007-04-25 00:04:24
創造力の育成…難問ですね~。
「欲求」も重要ですね。

今、ちょうど戸塚ヨットスクールの校長
戸塚 宏さんの著書「本能の力」を読み始めたところです。
彼は「不快」というものをキーワードにしています。

私は「理想」と「現実」のギャップ。
それを直視できる目と改善への努力が
創造力の源ではないかと考えてます。

だから倭国での「格差」という話題が本来は
原動力となっても良いはずなのです。
しかし下層から這いあがらずとも、
とりあえず食っていけるという恵まれた環境が
創造力を育てるうえでネックとなっているのかもしれませんね。

まずは「危機感」が必要ですね。
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