北京にあるミャオ族刺繍ショップに行った。
貴州のミャオ族刺繍はもともと子供のために作ったのが始まりで何年もかけて作られるそうだ。気の遠くなるような細かい作業で後継者が育たず、ミャオ族刺繍は存続の危機に立たされている。北京に住む邦人夫婦が貴州省のミャオ族の刺繍の後継者を育てるため貴州に刺繍学校を作り、ここにはその子供たちの作品なども展示してある。
白檀の香り、驚くばかりの刺繍の技、ひと針ひと針思いをこめて作られた手作りの風合いに感じ入り、ちょっと立ち寄ったはずがすっかり引き込まれてしまった。
手の込んだものは到底手に入らないような値段なのであきらめたが、結局こんなに買ってしまった。
肩掛けかばん。
刺繍部分はこんな感じです。
これはトン族のつくったブックカバー。菱形部分はトン族の刺繍です。
トン族のコースター。菱形部分は白族の織りになっています。
もろこしには56の民族がいます。少数民族の風俗習慣や伝統技術を知るのもまた楽しいものです。