ニッキ-通信 ~盲導犬ニッキ-のお母さんより~

盲導犬ニッキ-と私の日常。要援護者・障害者の防災について紹介します。

心に残るお便り

2012年06月14日 | 日記
 心強いお便り

 先日のおかあさんのブログを読んで関西に住んでいるおとうさんの友人からメールを頂戴した。
 以前におかあさんの愚痴を聞いてくれて 心を痛めていてくださったのだ。
 10ヶ月ぶりの解決だったので 今年の3月ごろには関西へ出かけて 大学時代のおとうさんの親しかった方達との会合も果たせずに今に至っている。

 もう 22年も前になるが おとうさんの記憶を頼りに二人で京都に出かけた。
 桂離宮や修学院離宮へも行ったそして 京都大学へも足を伸ばした。
 かって 学んだ教室や 大学の前の喫茶店 しんせい堂 といったかな でコーヒーを飲んで おとうさんの学生時代の楽しい話を聞いたことを思い出す。
 その記憶力は大変なもので 全く地理の分からないおかあさんと全く目の見えなくなったお父さんの珍道中であった。

 京都大学時代のお友達とは 天国へ召される寸前までつながりがあった。
 その仲間のお一人がメールの主だ。
 お母様の介護をしながら翻訳業として新たな可能性を見出そうとしている姿に 素敵な光を感じたおかあさん。

 いつまでも続く友情。美しい。

 ニッキーは 彼らが大好きであった。年に2回 恒例となっていた飲み会のための我が家への訪問時 尻尾がちぎれんばかりに大歓迎をしていたことを思い出す。

 おとうさんが遺して切れたものと無くなってしまった物を比較すると
遺してくれたものの方が多いなと嬉しいおかあさん。