10月23日に調査した下流域を調査
10月30日11月1日の二日間で「農試公園橋」から
「西野ふれあい広場」まで約4㌔区間を見て回る
①「農試公園橋」上流約2~300m
橋から下流もブロックが埋設されているのであろうが
土砂で其の姿を見る事が出来ない 浅瀬となっている
②上写真上流約200m
③「いたどり橋」下流約200m
④「いたどり橋」上流約200m
⑤「いたどり橋」上流約400m
上写真を正面から見る
①から⑤までは同じブロックを同じ形状で敷設されている区間であるが
下流は土砂で埋尽くされて浅瀬となり 中央部の突起部分には木が生えて
中洲が出来初めている
③④⑤は中央のブロック部分が魚の往来を妨げている
雪解け時期を除き大雨でも来ない限り魚は此処を超えて上流には遡上出来ない
JR鉄橋上の最初の魚道付き砂防
最初の魚道①は機能しているものの魚道前が敷設されているブロックの上に
土砂が積もりすぎて完全に浅くなり 此処でも遡上を阻止されている
前日の雨で多少水位が上がっているが10㎝も無い
此の状態を作り出している 全ての原因は埋設されているブロックにあると思う
次なる砂防②前 なんで此のブロックが真ん中
に必要なのか
此処でも魚の遡上を阻止している 魚道内は土砂で積り深みが無く
遡上出来る状態にない
魚道前にあるブロックで土砂がせき止められてしまった事が原因
魚道②上の入り口には何時からなのか何年も前からでしょう木が生えてきている
下写真は魚道②を下から写した 写真の橋は「かもめ橋」
ブロック下流には かなり深く広いプールが出来上がっているが魚は居ない
次なる砂防までの間にこの様なコンクリートの建造物が3~4ヶ所もある
水位が高ければ魚は往来出来るが
水位の無い時期には完全に往来がストップされている
このような場所にはスリットで遡上出来るように切り込みがほしい
切り込みを入れても前後に堆積している土砂の為にどのようになるのか
解らないが無いよりはましでしょう
次なる魚道③ 魚道前は上流の公園で使用されていた石が流されて来ている
下の魚道と魚道前は土砂であふれご覧のように浅瀬となり
此処でも魚の往来に障害が出ている
土砂が溜まりすぎです
此れでは魚道の役目を果たしていません
魚道の上も此の通り土砂で溢れています
横に並べられたブロック 上流からの土砂を阻止する為に敷設されたのであろうが
其の役目はすでに終っている
土砂でほとんど平らになっていて水位の無い時には魚の往来が出来ないし
此の場で阻止できない土砂が流され下の魚道をも埋め尽くし被害が出ている
上写真 せめてスリットでも入れてもらわなければ此処にも問題が
魚道前に横一列に並べられたブロックも魚にとっては障害物
下写真は上写真の流芯部を写したが魚は遡上出来ない
次なる魚道④入り口此処でも土砂で浅くなり小魚も往来が難しい状態
水の流れ込む所も自ずと水位も無く魚道も緩やかな流れとなり
魚道の役目を果たせていない
次なる魚道⑤前は土砂で中州が出来つつあり
魚道も土砂で埋め尽くされ段差も無く緩やかな流れとなってしまっている
次なる魚道⑥も同じ状態で小魚以外は往来すら出来ない
次なる横並びのブロックの場所も土砂でほぼ平ら 上の魚道⑦も土砂で満杯
此処の魚道⑧も同じ
此処の魚道⑨も
魚道間にある埋設ブロックと其の上にある魚道⑩
魚道上両サイドの土砂堆積場も満杯です
次なる横並びブロック群
急勾配の魚道 ここも土砂で満杯状態
次なる魚道⑪ 此処は土現さんの事務所前の砂防ですが他とは違い魚道が湾曲しています
湾曲させた特別なる意味はあったにか 不明ですが土砂で満杯
次なる砂防⑫も 此処までが前回土現さんと調査した区間の下流域です
もう一箇所ありました 今回調査最後の砂防上にある魚の難所
此処は石を並べてコンクリートで固められた区間
50年もたつと固められた石も年々外れて下流まで流されています
此の場所にもスリットを入れていただきたいものです
魚も此処を突破出来れば
土現さんと調査出来た区間も其れなりの手を加えていただけるので
魚達もどうにか此処までは遡上出来そうです
どの程度の改修工事となるのか どちらにしてもお金が付いて周ります
最小の費用で 最大の効果が出る改修工事を期待します
来春は何処の区間でも魚の姿が見られるようになる事でしょうか?
次なる残された調査は右股橋の上から平和湖までの区間約3㌔です
此の区間にも問題のある場所が沢山ありますが何としても上流まで
魚が住める川を取り戻すまでは調査を行い 問題となっているヶ所を
土現さんと一緒になって改修して行きたい