ゆいのじじ日記

大好きな渓流釣りとガーデニングをエロチックに楽しむエロエロ爺の日記

20170528

2015-05-28 19:32:54 | ベアードック



◆羆塾ベアカントリーキャンプ(予告

 羆塾の発祥・調査研究の場、そしてベアドッグたちが育った場所は、石狩川・湧別川・常呂川・渚滑川などの分水嶺をなす北大雪(きたたいせつ)山塊の丸瀬布(現・遠軽町)という場所です。

 北大雪は北海道でも広く険しい山並みを持ち、野生動物も多く養う山塊です。オホーツク海側の最高峰・武利岳を源流に持つ湧別川の支流武利川はもともと「アメマスの川」と言われ、今なおその面影を残します。

 2005年、この北大雪で開始された羆塾の活動は、単にヒグマとヒトの共生ということではなく、湧別川・北大雪山塊、そしてそこに暮らす野生動物・魚類などを包括して捉え、ヒトとの関わり方を実践的に模索する取り組みでした。

 2005年以前の20年間ほど、ここ北大雪ではヒグマは個人的に特定の個体と関わってきただけで、私(岩井)の活動は河川生態系を中心としたものでした。2004年にこの地に箱罠という安易でじつはリスキーな方法が漫然と導入されましたが、クマに正対し取り組む人材が皆無だったため、必要に駆られついクマの分野に投身したというのが経緯です。

 2014年、札幌方面の知人・友人によって羆塾の法人化が提案され現在は一般社団法人羆塾となっていますが、ホールや講義室のフォーラムなどではなく、実地で体感してもらいながら北海道の自然とヒトを考える取り組みとして、「ベアカントリーキャンプ」という楽しみながら学ぶ普及活動をこの夏からはじめようと思っています。

「羆塾ベアカントリーキャンプ」では、近年変化しているヒグマの動向・性質などに最適化したレクチャーを受けてもらいつつ、ベアカントリーにおける安全な散策・釣りなどの活動のコツを湧別川水系で学んでもらいます。
 また、ふだんおこなっているヒグマの調査から適宜ルートを選び、2頭のベアドッグとともに調査体験をおこなう予定でいます。ここでは、発見されたヒグマの食痕・糞・足跡・樹印などを見ながらのレクチャーになります。もしヒグマと遭遇した場合も私とベアドッグ2頭で参加者の安全はガッチリ確保しますのでご安心を。
 夜はベアカントリー内にある羆塾・丸瀬布ベースで焚き火を囲んでざっくばらんにあらゆる疑問に答えていこうと思います。

 現在、様々な整備等をおこなっていますが、安全対策・レクチャー内容等々が固まりましたら、告知・募集をしますので、今しばらくお待ちください。









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