ゆいもあ亭【非】日常

映画や小説などのフィクション(非・日常)に関するブログ

信じられない大男を見たんだ! そう、緑色の大男さ。

2006-09-07 | 映画
ハルク」(HULK)

原作コミック THE INCREDIBLE HULKではガンマ爆弾の実験中に、人を救って被爆し、その結果突然変異した、というのがブルース・バナー博士 ハルク変身のきっかけ。

テレビ・シリーズではガンマ線照射機を使って自己をモルモットにしたために変身。

そして映画版は実験2世。父デビッドが遺伝子実験を行った、その2世であり、ガンマ線照射は変身のきっかけに過ぎない。

本人の意図しないところで、生まれついての不幸を背負っている。

この映画、結局は……捻りすぎ。とにかく実質の「変身」にたどり着くまでにすっかりダレる。

対イヌ戦や、対戦闘ヘリ戦まで場面展開はノンストップにもかかわらず、なぜかダレて見える。不思議だ。

それに、わたしの目当ては「ダークウォーター」の回で書いたとおり、ジェニファーだったが……いまひとつだったな、彼女も。

こうなっては「フェノミナ」や「ラビリンス」を見直すか、わたし個人はあまり好まない系統の非ファンタジー映画で、彼女がヌードやら濡れ場やらを披露している作品を見るしかないんだろうか、美しい彼女を見るためには……。うー。素直に「反応」できない気分だ。

「ハルク」のラスト、当然続編ありげな幕引き。いっそう最初からハルクありきな作品の方が面白そうだ。そういう作品が作られることに期待。

*あの、父デビッドがコミックの仇敵「アボミネーション」のイメージなんだろうか? ちょっと理解できず。*