「LOVEはなまき通信」元 花巻市議会議員 照井雄一のブログ

岩手県花巻市の元市議会議員・照井雄一です。
人任せにしない政治、まちづくりを先送りさせないための活動を報告致します。

LOVEはなまき通信 NO.22

2011-11-04 12:36:45 | 日記
LOVEはなまき通信 
花巻中央地区 ただ一人の保守系 改革推進議員!
照井ゆういち後援会 会報 NO.22
花巻市議会議員 照井雄一 後援会長 福岡勝夫

 「6月定例議会が開催される」 

1.6月定例議会開催

 6月定例議会が、6月16日から30日までの15日間の会期で開催されました。
期間中、3月11日に発生した東日本大震災に対する花巻市の対応のあり方や、防災計画の現状や今後の改善策等について、集中的な論議が交わされました。
当市の対応は100%充分な内容ではなかったものの、職員の皆様の24時間体制での取り組みには一市民として、心からの敬意と感謝を申し上げたいと思います。
しかし、災害復旧対応や情報提供、また後方支援のあり方には、まだ課題や問題点も多く、今後花巻市の防災計画や総合計画の見直しの段階で、万全な対応策を検証していかなければなりません。私も一般質問の中で対応を正しました。

2.議場におけるヤジ問題について(真実は一つ!しかし灰色) 

 すでに新聞紙上でも取り上げらておりますが、6月23日の本会議の休憩時間において、一部議員より傍聴席に向かって不適切な発言があったとの指摘があり、議会として、「議員発言調査特別委員会」を設置し、その真相究明に取り組んで参りました。
 これは、6月23日昼、本会議休憩宣言直後、一部議員が傍聴席に向かって、「さっさと帰れ!」と発言した議員がいるので、厳重に注意してもらいたいとの増子義久議員からの申し出があり、対応したものです。

調査対象:94名(議員33名、市職員18名、傍聴者29名、議会事務局職員4名、
       教育委員会職員3名、農業委員会1名、選挙管理委員会1名、
監査委員1名、報道関係者2名、カメラ操作委託業者2名)
調査方法:個別聞き取り調査
調査結果:以下小委員会(調査チーム)から、特別委員会(全体会)への報告!


ヤジを聞いたと証言する者 10名(傍聴者のみ)
 ヤジを聞いてないと証言する者ほか 84名(傍聴者一部聞き取り出来ず)

1.増子義久議員の「傍聴者に向かってさっさと帰れと発言した議員がいる」と断言したことについての確証は得られなった
2.ヤジを聞いたとする傍聴者についても自分たちに向かって発言された、との確証ある証言は、得られなかった
3.本件を指摘した増子議員も、この発言を立証する証拠を提示しなかった
4.断定的に報道した朝日新聞も、この発言を立証する証拠を提示しなかった。

爆弾発言その一 (特別委員会内の小委員会が全体会に最終報告をしたのち)
増子義久議員から、「実はその問題発言は、私がしたものだ」と友人に伝
えた議員がいる、との新証言が飛び出した!

爆弾発言その二(上記、増子議員の新証言を受けて)
「その発言は実は、私が傍聴者にではなく、増子議員に向けて発言したものだ」との、証言をする議員が現れる。

今後対応

以上のような小委員会の調査結果と二人の新証言を受けて、一旦議会と
しての対応を議長預かりとし、各派代表者会議等を経て最終結論を出す
こととした。今後の迅速で正直で、透明性のある対応を望みたい!

私の所感
1.以上の通り、厳正な小委員会での調査報告にも係わらず、その後に二人から爆弾発言が出るようでは、調査委員会としての呈をなさない。

2.なぜ、問題の人物は
私が言ったと最初から証言し、謝罪と弁明をしなかったのか?
その責任は実に大きく、個人としての責任の所在を明確にしてもらいたい。 ことの発端は、あなたなのですよ・・・! 何をのんびりしているの?

3.また、最終的に「私が増子議員に向けて話した」と証言する者があらわれたにしても、なぜ、当初確証もなく、増子議員は会報やブログで厳しく議会を批判し、さらに、調査チームに新証言を事前に提供しなかったのか?
ルールを無視し、調査にも前向きに協力せず、爆弾発言をし、いたずらに議会を混乱させた責任は大きいと言わなければならない。

4.しかし、休憩中とは言え、誤解を招くような発言があったとすれば、甚だ
遺憾であり、本人はもとより議会としても一定の陳謝はすべきだと考えます。言いっぱなし、やりっぱなしでは、あまりにも品位に欠ける行為です。
 また一方で、確証もなく、断定的に報道した新聞社や指摘した議員にも著しく議会の権威を傷つける行為があり、反省を促したいと思います。

平成23年7月26日 (討議資料)TEL 23-2371照井雄一

LOVEはなまき通信 NO.21

2011-11-04 12:29:20 | 日記
LOVEはなまき通信 
花巻中央地区 ただ一人の保守系 改革推進議員!!
照井ゆういち後援会 会報 NO.21  平成23年6月14日
花巻市議会議員 照井雄一 後援会長 福岡勝夫

  「地方議会の現実と市民感覚」 

議員はいかにあるべきか? 議会は期待に応えているか? 

わたしは、議員になる前、行政や議会に対してかなり批判的であったと思う。
それは、市民の素直な声であると同時に、知らないからこそ言えたことでもあった。
しかし、自分を育ててくれた花巻に対して、単なる批判分子で終わりたくなかった。
自分にもこの街のために出来ることはあるはずだ! 主体的に関わることで、街を動かしたい!だから、立候補した。議会に入ってみて、やはり、市民の声や思いはあまり届いていない現実を知った。そして、如何に自分が事実を知らなかったかも思い知らされた。
議員は、街の実情や課題をしっかり分析し、多くの人の意見に耳を傾け、その上で行政のビジョンとすり合わせながら、自分なりの明確な目標を立て、ひたむきに行動すべきだと改めて確信しています。
生身の人間だから、間違うこともある。至らない点もある。ブレることだってある。
でも、だからこそ、物事をもっと突き詰め、自信を持って行動出来るよう、努めていかなければなりません。研鑽こそ、確かな行動の礎だからです。
そして、市民の皆様の付託に応える議会を作りたい!信頼に足る議会を作りたい!
今、まさに花巻市議会改革の真っ最中です。妥協せず、市民感覚を貫き、必ずや皆様の期待にお応え出来るよう、改革の先頭に立って、頑張って参ります!!

市民感覚とその対応のあり方

さて、翻って今の市民の皆様の行政感覚や市政に対する対応はどうかと言えば、やはり、問題がある。
一つは、私同様に事実を正しく認識していないことが多い。感覚や思い込み発言だけでは改革はおぼつきません。
第二に、批判が多いということ。批判だけでは実りは少ない。もっと物事を評価し、建設的で前向きな意見と、その人なりの行動が伴わなければ、単なるクレーマーでしかないのです。言うことは容易い。誰にでも出来ることです。
しかし、「市長は独善的」「役所は親方日の丸」「議会は不活発」「市民は総評論家」では・・・、街が変わるはずがない・・・。 今、私たちに出来ることは何???
発言以上に行動が試される時代です! 今から、自ら出来ることを始めよう!
街づくりの主役は、私たち市民なのです・・・!
そして、市民の行動こそ、すべてを変える本当の原動力なのだから・・・


改革は進んでいるのか? 

 以前の会報でも申し上げましたが、昨年の6月に花巻市議会基本条例が策定され、同8月に議会改革特別委員会が設置され、今まさに議会改革が積極的に推進されています。また、行政改革も然りです。
しかし、とかく議会改革と言えば、議員定数削減、給与削減、議員年金や視察の廃止等がやり玉に挙げられ、行政改革も職員の給与削減や歳出カットが叫ばれますが、果たしてそれが、本当に問題の核心なのでしょうか?
 当然のことながら、それらにも問題はあり、是正しなければならない点はありますが、
それ以上に、街のビジョンや総合計画の中身、実施計画、そして、その予算立てや執行状況など、市政の根幹部分に目を光らさなければならないと感じています。

ビジョンがあっても絵に描いた餅では意味がない! 

 行政の一方的なビジョン作りや市長の独善的な考え方だけではなく、市民の皆様の声や思いが反映された血の通った計画づくりでなければなりません。
そのためには、議員はもっと計画を吟味し、積極的に発言し、具体的な行動を起こさなければなりません。そして、市民の皆様も政治にもっと関心を持って頂くと同時に積極的に行政や議会に提言・陳情・請願等を行うなど、主権者として政治に参加して頂くことが必要なのです。まだまだ、市民の声は反映されていないのですから・・・

役割分担は、必要です! 
 
議員だからといって、やる気があるからといって、何でも出来るわけではないし、何でもやるべきでもないと思っています。市長、行政マン、議員、区長、自治会長、企業、団体、家庭、個人はじめ、地域にはたくさんの使命を持った人々がいます。
自分こと、家庭のこと、会社のこと、地域のことや街全体のこと・・・
 同じ花巻を愛する人間として、地域に生かされている人間として、今出来ることをしましょう! 私にもある使命!そしてあなたにもある使命! 果たしていこうではありませんか! 時代を動かすのは、あなた!街を変えるのはあなた! そして街の運命を左右するのは私たち市民なのですから・・・        (討議資料)23-2371 照井

LOVEはなまき通信 NO.20

2011-11-04 12:24:52 | 日記
LOVEはなまき通信 
花巻中央地区 ただ一人の保守系 改革推進議員!!
照井ゆういち後援会 会報 NO.20
花巻市議会議員 照井雄一 後援会長 福岡勝夫

「震災の前と後・・・(震災報道Part7)」 

 外国の取り組みに見る、したたかな外交戦略

東日本大震災以降、在日外国人の国外退去が相次いでいる。また、外国人観光客の入り込み数も前年比大幅にダウン。これは今、日本への関心が高まっている反面、原発をはじめ食品の安全性など、触らぬ神に祟りなしということか・・・
国内でも駐在員の西への移動すら始まっている。動きは早く、過敏でもある。
そんな中、各国の首脳の来日がにわかに活発化。これには訳があった。
もちろん、表向きは震災のお見舞いと全面的な支援を表明する表敬訪問だが、震災を自国の教訓とするための視察と、震災後の国家戦略にある。
原発事故のゆくえは依然、予断を許さない状況だが、国際社会はすでに事故後のビジネスに動き出している。原発の廃炉や代替エネルギー、さらに農業まで、狙いを定めている。フランスやアメリカ、オーストラリアの原発事故後の処理ビジネスが、それである。首脳と同じタイミングで来日する各国財界人を見ても、その思惑が見え隠れする。ここにも、国際社会のまたもや、したたかな国家戦略が垣間見られる。

震災後、日本に新たな国家戦略はあるのか・・・? 

 翻って日本の動きはどうか・・・。震災復興への対応の遅さはもとより、手順や方向性も曖昧で的確性に欠くと言わなければならない。これは、私が感覚的にそう感じているのではなく、国際社会の専門家の目と、被災者の反応からも明らかである。
 新エネルギー政策は?新国家戦略は?見えてきたのは、リーダーシップの欠如と場当たり的対応、そしてTPP問題など重要課題の先送り・・・。本当にこれで良いのか!
これまでに経験のない未曾有の災害から何を学び、将来にどう活かしていくのかの国家戦略がないのが現実です。今・・・示すべきは道! 方向性です!
政局をにらんだ各党の駆け引きなど、言語道断!
今こそ与野党を問わず、この国難に立ち向かう一致団結こそ、国民の願いです。

検証! 岩手と宮城の復興計画の取り組みの違い

 新聞、テレビなど各種メディアの報道を見ていて、岩手と宮城の復興計画づくりが対照的で実に興味深い。
 計画の策定方法に違いが見えるからである。その最大の違いは、検討メンバーの顔ぶれ。岩手は、各種地元団体代表により組織を構成し、実務的な検討を開始した。
一方宮城は、各界の著名な専門家を招いて、既成概念にとらわれない抜本的な議論を展開している。被災地での建築制限でも対応が分れている両県。
 さまざまな面で相違点が際立つ中、その利点や懸念する点も双方にあるだろうが、
果たして、9月策定を目指す両県の復興計画の出来栄えはいかに・・・?

花巻の未来は? 目指すべき方向性は? 

 「答えは、現場にある」との考えから、議論を積み上げ、現場の声を計画に反映させ、地味だが一つ一つ課題を解決させようという姿勢で臨む岩手。
そして派手な陣容の宮城は、「地球規模で宮城の将来を考える機会としたい」と単なる復旧ではなく、県土宮城の再構築を考える時、有識者の大胆な発想が不可欠と言う。
そんな中、震災後2ヶ月を経て、果たして花巻の震災後の対応はどうか・・・?
残念ながら現在までのところ、その方向性は見えてこない。平静を取り戻した安堵感と沿岸地区への後方支援で手一杯であるからか?しかし、危機感の欠如は否めない。
私は、前号でも申し上げましたが、転機は、何もしなければ単なる通過点に過ぎません。私たちは今回の未曾有の災害を大きな転機に変えていかなければならないのです。ただ単に現状復帰をするだけでは不十分です。地域の防災計画の見直しはもとより、地域エネルギー政策の立案、環境問題への取り組み、個人、企業、家庭での取り組み等、世界に誇れる災害に強い街へ向け、根本的に街づくりの方向性を軌道修正しなければならないと思っています。平静を取り戻しつつある今だからこそ、花巻市の進むべき道を指し示さなければなりません。ピンチをチャンスに変えるのは、今!
先送りできない課題山積! 

 震災前、世の中の主な関心事は、雇用景気対策・年金問題・介護保険制度・TPP問題等でした。しかし、政府は5月17日に閣議決定した政策推進指針で、TPP問題を検討してきた「食と農林漁業の再生実現会議」を復興に向けた政策を考える場に衣替えする方針を明らかにした。被災に苦しんでいる農林漁業者の支援を最優先することは当然だが、待ったなしの課題を先送りすることは出来ない。その他の課題も震災で急ブレーキで、頓挫している。これらの問題、国民は果たして待てるのか?特にも国際問題は、待ったなしである。スピード感を持って臨みたいものだ!  
23-2371(照井)


LOVEはなまき通信 NO.19

2011-11-04 12:19:17 | 日記
LOVEはなまき通信 
花巻中央地区 ただ一人の保守系 改革推進議員!!
照井ゆういち後援会 会報 NO.19  平成23年5月6日
花巻市議会議員 照井雄一 後援会長 福岡勝夫

  「今、目指すべき 都市像!」    

 東日本大震災発生から早2ヶ月、この間私はつくづく政治のあり方について考えさせられました。災害時、我々は何をしなければならないのか? そして今残された我々に・・・、生かされた我々に、託されたものはいったい何だったのか?
 私たちは、その問いに答えていかなければなりません。
まず、それぞれの立場で被災地と向き合い、災害に立ち向かう力強い姿勢が大切だと思っています。出来ることはたくさんある。そして取り組みも千差万別です。
 まさに、今回のことを契機に今後どのような国づくり、街づくりを進めるかが、我々に託された使命ではないでしょうか。目指すべきは何か?きっとそれには正解はありません。だからこそ、私は、自分自身の信念に基づき、新しい街づくりを進めて参ります!

 「私の決意」 
世界に誇れる環境先進都市をつくりたい!
世界に誇れるエコタウンをつくりたい!
揺りかごから墓場まで 安心・安全な福祉都市をつくりたい!
観光立市で、地域経済を支えたい!
 


平時に於ける政治の主な役割は、どんな予算を組み、それをどのように配分し、いつまでにどのような成果をあげていくかという、バランス感覚が大切だと思っています。
しかし、非常事態にそれは通用しません。むしろ、こんな時こそ、新しい都市像を明確に示し、新たな地域づくりを行う結節点にすることが政治の本当の役割ではないでしょうか?

今こそ、変革のとき! 今必要なことは・・・何なのか? 

それは、これから地域が一丸となって取り組める明確な目標を示すことです。
そして、未来に向かって魅力ある夢やビジョンを示すことこそ、政治家の役割です。政治家に必要なのは、志であり、ビジョンであり、行動力です!
私は、今回のことを契機に目指すべき都市像を、環境先進都市・エコタウン・福祉都市、観光立市と定めたいと考えています。その実現に私の政治生命を掛ける決意であります! 初めにもお話しましたが、これは正解ではありません。
これは、あくまでも私からのメッセージであり、志です!
これらの実現に向けて、より具体的な魅力ある都市像を示し、新しい産業を興し、働く場を確保し、地域の生活水準と所得の向上を図り、以って安心・安全で世界に誇れる住みよい花巻をつくりたい・・・。住民の皆様の夢や希望が実り、地域を支えてきた多くの人々の努力や苦労が報われる街づくりこそ、私が目指す街づくりです。

自然との共存こそ、人類の生きる道しるべ

 今回の震災は、地球が生きているからこそ、起こったことです。
私たちは、これまで以上に生きている地球と、そして自然と向き合って生きていかなければなりません。私は今後の人類の繁栄は、自然との調和にこそあると考えています。健全な経済発展と自然との共存こそ、私たちの生きる道しるべなのです。

流れを変えよう

 転機は、何もしなければ単なる通過点に過ぎません。私たちは今回の未曾有の災害を大きな転機に変えていかなければなりません。内陸部において、不幸中の幸いであった今だからこそ、次へのステップとして新しい国づくり、街づくりへとシフトしていかなければならないのです。震災に強い街づくり、自然との調和のとれたまちづくり、活力と希望に満ちた街づくり。これまで行ってきた都市計画を抜本的に見直し、新しい流れをつくる絶好の機会です。共に考え、共に行動しましょう!
 私は、震災前の12月定例議会の一般質問の中で、住民の目線で新しい街づくりをする必要があると訴えましたが、この際21世紀の賢治の里に相応しい個性的な都市計画の策定を強く望みたいと思います。折りしも花巻市では現在、総合発展計画の見直し作業に入っていますが、これは、平時における見直し作業でした。時代は変わっています。震災前と後では状況も大きく変わりました。今こそ流れを変える時です!

世界に誇れるイーハトーブの実現に向けて

 1政府の方針に惑わされない充実した福祉都市の実現。2自然との調和のとれた環境都市の実現。3賢治を中心としたテーマ性のある街づくり。4世界童話博覧会の開催やコンベンションビューロー構想の策定等、世界都市はなまきの実現。これらを通じ世界に誇れる個性溢れるイーハトーブの実現を目指します!  TEL 23-2371(照井)


LOVEはなまき通信 NO.18

2011-11-04 12:12:13 | 日記
LOVEはなまき通信 
花巻中央地区 ただ一人の保守系 改革推進議員!!
照井ゆういち後援会 会報 NO.18
花巻市議会議員 照井雄一 後援会長 福岡勝夫

「安易な復興税論議に 断固反対する!!」

 
東日本大震災発生から1ヶ月半、被災した多くの人たちは、まだ先が見えない状況にある。それは何より、復興のスピードの遅さと国の明確な方向性が示されないことに起因している。そんな中、復興に向けた巨額の費用捻出のため、「復興再生債」なる償還財源として、消費税増税が本命視され始めている。期間限定、とは言え
今、こんな時に増税なのか???甚だ疑問である。
非常事態に国民が応分の負担を負うのは当然だが、長引く景気低迷のなか、震災の影響も全国に広がり、景気や国民生活への影響を考える時、今増税など論外である。政治決断としてのリスクも大き過ぎる。やるべきことは、他にある!
充分な論議もなく、国民の合意も得られない増税論議には
断固反対する! 今こそ、国家再生の時だ!
 

こんな時こそ、まずやるべきは、思い切った歳出削減ではないのか! 
財源はある! いや、使い方の問題である。こんな時こそ、平時では出来な
い思い切った歳出カットをし、復興支援に配分すべきではないのか!!
 そういう意味の歳出カットや我慢なら国民も納得できるはずだ・・・。
 無駄を吐き出せ! 本質を見極めろ! 大切なのは上辺ではなく、中身である。
 何のための税金か? 国民の生命と財産を守るための税金ではないのか?
この後に及んで、安易に国民に更なる負担を強いるとは何事か!政府は何をしているのか! 国民一致団結の美名のもと、上滑りな議論に、私は断固反対する!
 今必要なのは、まず政治が明確に責任を果たすことである。
税のあり方と使い方は、時に国家の存亡をも左右する。今こそ英断を!
 非常事態だからと、充分な議論もなく、場当たり的な対応は道を踏み外すもとである。
物言わぬ国民ではなめられる! 今こそ声をあげよう! 行動しよう! 
 有事の時こそ、政治の力量と国民の資質が問われる。1ヶ月半たっても第一次補正予算の姿さえ示し切れていないのは、どういうことか?政府の対応は実に遅い。
こんなことで、この国家的危機を本当に乗り越えられるのだろうか? 今こそ明確な方向性と断固たる決断と行動力が求められる。重大事件の原発問題をはじめ、今回の復興への対応を誤ると、国民生活をさらに混乱させるばかりか、日本という国への国際的な信頼をも失いかねない。スピーディーかつ、的確な政府の対応を強く求めたい! 言う時は言い、行う時は行う、そんな志の民になろうではないか!
今まさに、国民の資質も問われている。 今こそ発言しよう! 今こそ行動しよう!
国民に負担を強いる前に、やるべきことはないのか? 
 このような震災を契機に、日本のさまざまな課題を包括的に論議し、21世紀に相応しい新しい日本の姿を再構築するチャンスでもある。もしろ、そのように具体的に今回の震災を活かしていかなければ、尊い命を失った人々の犠牲に応えることは出来ないだろう。生かされた我々に今出来ることは、力を合わせ、立派に復興を遂げ、新しい国家をつくることでなないだろうか?
政府や地方自治体、国民それぞれにやるべき事を、しっかり考え、責任を果たしていこう! 時代を作るのは今、私たちなのだから・・・。
今回の危機を複合的危機と認識しよう! 
 復興の議論を進めるに当たり、まず、危機の本質について認識する必要がある。
今回の災害は、地震、津波にとどまらず、原発問題、エネルギー問題、安全対策、危機管理体制、農産物の安全性、環境問題、ボランティア活動や国民の行動のあり方まで多種多様にわたり、過去に例を見ない複合的な災害と言える。
 従来の縦割り行政ではなく、復旧・復興体制を一元化し、迅速かつ的確な対応を切れ間なく行う必要がある。
国民的に根本的な議論をし、今こそ、国家を再生しよう! 
 震災騒ぎで、TPP問題や介護保険制度、景気対策の論議はどこへやら・・・。
鳴り物入り始まった国家戦略室は、いったいどこへ行ってしまったのか?
この際、根本的な論議の中で、新しい国の形を作り上げなければならない時だ。
 TPP対応型の強い農業の確立をめざし、街の再生では完全エコタウン(防災都市)を作り、地方分権を本格化させるなど、案件たらい回しでは国家再生はなり得ない。
 政府においても、地方においても復興本部を立ち上げ、本格的な議論をしなければ将来に禍根を残すことになるだろう。      (討議資料) TEL 23-2371照井雄一