「LOVEはなまき通信」元 花巻市議会議員 照井雄一のブログ

岩手県花巻市の元市議会議員・照井雄一です。
人任せにしない政治、まちづくりを先送りさせないための活動を報告致します。

東京都議会議員選挙に寄せて、その行方

2017-07-02 15:14:49 | 日記

東京都議会議員選挙がいよいよ今日、投開票の日を迎えた…。  

本来、東京都民の問題であって地方の庶民の預かり知らぬこと。

しかし、こと首都決戦となり、連日これ程マスコミで取り上げられれば

否が応にも関心は高まるばかりだ。

結果は、今夜分かることだが

都民ファースト大勝、自民惨敗、民進壊滅…

公明堅実、共産堅調、その他野党は伸び悩みといったところか…。


ただ如何にも残念なのは、政策論議より、足の引っ張り合い、中傷合戦にあけくれ

何を基準に投票すれば良いのかが、薄らいでいることだ。

むしろ、政策より政治姿勢、体質こそが問われている。

政党の側も戦前の予想もさる事ながら、浮動票狙いの選挙戦ということか。

まさに驕り高ぶり暴走する自民党、失言、失態続きの惨憺たる政権与党。

何の期待感も抱かせず、存在感を示せない、ただ迷走するばかりの民進党。

そして今回の主役。小池百合子頼みの都民ファースト…。

選挙の素人集団プラス、鞍替え、擦り寄り議員で課題山積。

今回の選挙は、言い換えれば自民党に対するお仕置き選挙の様相を呈している。

しかしこれは都議会自民党の問題でもあるが

それ以上に、国政に於ける自民党の度重なる失点によるものだ。

政治の世界では、勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなしという言葉がある

都議会自民党にすれば、正にトバッチリと言えなくもない。

ただそれだけに国政にせよ都政にせよ、如何に政治は信頼性が重要であるかの裏返しでもある。 

この点において、自民党は大いなる反省をせねばならないだろう。


また一方で考えなければならないのが、小池氏の風とは、いったい何かということだ。

改革を口にしない政治家はいない。小池氏の言う改革とは、何を指しているのか。

キチンと検証しなければならない点であると思う。

それは、訳のわからない風に流されるだけではいけないからである。


自民党が踏ん張れば、都政は、変わらない。

かと言って都民ファーストが勝っても、烏合の集、単なる寄せ集め。

小泉チルドレン、小沢チルドレンがそうだったように、小池チルドレン…。

果たして、有権者の負託に応えられる人材がどれだけいるのだろうか。

仮にも現職の総理大臣に罵声が浴びせられる異常事態の今回の選挙。

ムードに流されず、風に任せず、しっかり政策、人となりを見極め投票してもらいたいものだ。

うっかり投票、がっかり4年では目も当てられない。


都政が変われば、国政も変わる…。

次に繋がる真に変革の選挙であって欲しい。


さて果たしてその結果や、如何に……。


照井