「LOVEはなまき通信」元 花巻市議会議員 照井雄一のブログ

岩手県花巻市の元市議会議員・照井雄一です。
人任せにしない政治、まちづくりを先送りさせないための活動を報告致します。

『花巻商工会議所通常議員総会』開催

2013-03-27 21:07:10 | 日記
本日、花巻商工会議所の通常議員総会が開催されました。

この中で、平成24年度の補正予算と平成25年度事業計画並びに予算案が承認されました。



現下の社会情勢は、昨年の第二次安倍内閣発足以降極端な円高基調は、是正され

株価も上昇に転じ、経済の緩やかな回復への期待感が膨らんでおらますが、

地方においては、依然として何ら実態は変わっておらず

景気の低迷はぬぐえず、期待感だけが先行している形となっています。

確かに、長期的なみれば、確実に経済の見通しは、明るさが見えるものの

地方がそれを実感出来るのは、まだ不透明であります。

東北にとって、福島の震災復興と圏域の経済再生こそ急務と言わなければなりません。

国においては、財政政策、金融政策、成長戦略による経済再生を積極的に推進し、

我国経済を立て直すことが、何より優先しなければならない課題だと思います。

そして、国家経済の再生のカギを握るのが、地方再生であり、中小企業の活力の回復であります。

その為にも、社会の基盤整備をきちんと進める必要があり、地域に手厚い支援が望まれます。

またエネルギー問題やTPP問題、社会保障制度を始めとする各種制度改革等

国民生活に直結した諸問題についても、一定の方向性を早期に示す必要があります。

国民にとって生活の安定こそが、全ての原点であり、問題の本質であります。

その意味で国の政策はもとより、市及び商工会議所の果たすべき役割は、

実に大きいものがあると言わなければなりません。

今こそ、実効性の上がる政策の遂行が待たれます。

国民生活は、もはや待ったなしであり、スピーディーで的確な対応が急務であると考えております。


照井



『3月定例議会終了しました』

2013-03-25 20:04:58 | 日記
本日、25日間に渡り開催しておりました『3月定例議会』が無事終了致しました。

最終日は、各委員長報告や追加議案の審議が行われ、

全ての議案が、原案通り可決決定致しました。


(花巻市議会本会議場)

今回の定例会では、新年度の予算案等重要な案件を審査させて頂きましたが、

例年の予算審議とは違い、現在進行中の総合計画と新しい総合計画の狭間にある予算案だけに

従来とは違う未来志向で考えていかなければなりません。

その点、十分な掘り下げと新たな視点が望まれたわけですが

あまり、斬新な考え方や未来志向の計画が策定されたとまでは言えない内容となっています。

個別の施策においても、全市的な考え方であるか、将来性はあるか

過去の施策との整合性や内容の透明性、コンプライアンスなどの観点と

市民に果たして、すべて説明がつくかどうか、課題が残った形となった…。

少なくとも、将来に禍根を残さない十分な議論が出来たかどうか。

様々な意見があるのは、承知している。

しかしだからこそ、もう少し突っ込んだ話し合いをし、

一旦決めたらそれに従い、協力し合い、夢の実現のために一致団結する姿勢が望まれる。

中途半端な議論なら、後々まで尾を引くことになります。

意見の相違は、当たり前…。

議論伯仲してこそ、新しい可能性が生まれてくると信じています。

その意味で、今回の議論がどこまで核心に迫れたのか、評価は分かれるところです。

予算案を否決するまでには至りませんでしたが

私自身反省すべき点は、多々あったように思います。

市長は、その時々の状況に柔軟に対応すると表明していたが、

それは、施策の一貫性や、もとの計画との整合性の観点から

慎重を期さなければならない問題です。

如何様にでも変えれるならば、何の為の計画かと言うことにもなりかねません。

いづれにしても今回の一連の議論が果たして、市民の皆様には、どのように映ったのでしょうか❗

ムードや社会の風潮に惑わされない、したたかさが必要であると思います。

市職員の不祥事があった後だけに、法令遵守の考え方を改めて考えさせられる機会となりました。

照井








「調停協会研修会」に参加して

2013-03-22 22:25:44 | 日記
 本日、花巻調停協会の研修会に参加して参りました。

現在、私は花巻簡易裁判所の民事・家事担当の調停委員をさせて頂いておりますが、今年で7年目なります。

毎年、年度ごとにテーマを掲げ、さまざまな研修の機会がありますが、今回は年度末の職員の送別会に先駆けて

裁判官の槙枝聖子氏より「中小企業金融円滑化法と特定調停」について講話がありました。



 この法律は、「中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律」で、

中小企業や住宅ローンの借り手が金融機関に返済負担の軽減を申し入れた際に、

出来る限り貸付条件の変更を行うよう努めるなどを内容とする法律であります。

 平成20年秋以降の金融危機・景気低迷による中小企業の資金繰り悪化等への対応策として

平成21年12月に約2年間の時限立法として施行したものです。

 しかし、期限を越えても中小企業の業況・資金繰りが依然として厳しいことから平成25年3月末まで

延長されていましたが、この度その延長措置も終了することとなりました。

 それに伴い、中小企業や住宅ローンの借り手などが、資金繰りに苦しみ窮地に陥ることも懸念されていることから

新たな支援の動きも出ておりましが、今だ具体化しておらず、今後社会にさまざまな影響を及ぼす可能性があると

懸念の声が上がっており、日弁連や裁判所等もその変化に柔軟に対応しなければならないとしています。

 今回の研修もその社会情勢の変化に機敏に対応出来るようにと、特定調停の取り扱いの心構えについて

改めて研修をした次第であります。

 また、第2部では、渋谷支部長から、新しい赴任先の仕事内容についてご紹介があり、

一般には知られない法律の世界の裏話などをユーモアを交えながら、お話頂きました。



 講義の後は、転出予定の裁判官や職員の皆様の送別会を開催させて頂き、和やかなひとときを過ごさせて頂きました。

調停委員は、法律の専門家ではありません。あくまでも相談者の身になって親身にご相談に乗ることが仕事です。

 争いや悩みの解決のために、少しでもお役に立てればと日々精進しております。

私自身微力ではありますが、今後も皆様の問題解決に貢献出来ますよう頑張って参ります。

 皆様の尚一層のご指導・ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。

照井


『政治倫理検討特別委員会』初会合

2013-03-21 19:36:05 | 日記
3月21日、『花巻市議会議員政治倫理検討特別委員会』の初会合が開催されました。

これは、花巻市議会基本条例(平成23年6月施行)に基ずく政治倫理に関する内容の検討を始めていこうとするものです。



 冒頭、員外委員として出席した議会改革推進委員会の佐藤委員長から、これまでの同会議での検討経過を説明し、

基本条例推進のための検討16項目の優先順位に応じて整理し、政治倫理については、特別委員会を設置して

内容を検討すべきとしたとの報告を受けました。

 これらの経過を踏まえ設置された委員会だが、まずは、「何のためにどんな内容を検討するのか」の意義付けを明確にし

委員が共通認識のもと、作業を進める必要があると考えが出されました。

 また、最終的なまとめ方についても、条例、要綱、申し合わせ等さまざまな形があり、

今後の議論の経過を見ながら落としどころを判断しなければなりません。

 まずは当面、内外の資料を収集し、情報を共有化し内容を検討する勉強会から始めることと致しました。

その中から今後の方向性を定め、おおよそ平成26年3月を目途に月2回ペースで会合を開き、

議論を深めることと致しました。

 限られた時間ではありますが、この際議員のあり方や議会の活性化についてもしっかり議論して参りたいと存じます。

私も、同委員会の副委員長として、所期の目的が達せられるよう全力で取り組んで参ります。


照井






『予算委員会終了』

2013-03-19 20:03:45 | 日記
本日、平成25年度予算委員会が終了致しました。

緊縮財政の中、さまざま工夫された内容となっておりますが、

予算編成の考え方や、手法に課題を残した形となった。

もとより、完璧はあり得ないが、編成の柱が曖昧で正直説得力に欠けると言わなければなりません。

明確な目標と客観性、正確な裏ずけと透明性が確保されなければ、いけないと思います。

ケースバイケースと言いながら、政策の柱は揺らいではいけません。

市民の皆様からお預りした血税を有効足らしめる為にも

妥協しない、真摯な審査を行わなければならないのです。

今後25日の本会議に於いて、本予算に対する賛成反対の意見を明確にした後、採決することとなります。

課題は多いですが、妥協することなく勇気を持って予算執行を見守りたいと存知ます。