何かと話題豊富な東京都知事選挙。
地元の首長選挙ではないものの、日本の首都東京の知事ならば
やはり、関心は自ずと高くなる…。
先の参議院議員選挙もそうだが、有権者は何を基準に選ぶのだろうか。
2代続けて不祥事で辞任しているだけに、同じ鉄を踏むわけにはいくまい。
結果として、そのような知事を選んだ都民にも大きな責任がある…。
直近の世論調査によっても、一に政策、二に行政経験、三にクリーンさ、四に人柄となっている…。
選挙は有名人の人気投票ではないはずだが、やはり知名度優先の選挙になりがちなのは残念だ。
知名度がなければ、勝負にはならない大都会ならではの理由もあるだろうが。
小池氏は、国会議員時代とあまり変わらない政策を掲げ、鳥越氏は急ごしらえの感が拭えない。
増田氏は、総花的でまとまりに欠ける…。
十分練られたものとは言えず、少し考えれば出せる政策に過ぎない。
勢い政策論争より、イメージ優先の戦いとなってしまっている。
だからこそ尚更、対抗馬を攻める暇があったら、しっかり自身の政策を訴えるべきだ。
言っていい事悪い事、言っていい人悪い人、言っていい場所悪い場所…。
人の批判は聞いていて、気持ち良いものではない。
果たして、知事の器なのか。政策はあるのか。実績はあるのか。華はあるか。
今、候補者が問われているのではなく、都民…が、有権者…が正に問われている選挙だ。
都民は、首都東京の将来をどう見ているのか、その答えはもう直ぐ出ることになる………。
照井