「LOVEはなまき通信」元 花巻市議会議員 照井雄一のブログ

岩手県花巻市の元市議会議員・照井雄一です。
人任せにしない政治、まちづくりを先送りさせないための活動を報告致します。

守るべきもの…とは

2017-10-30 19:02:40 | 日記

作日久しぶりに、花巻農学校の敷地内にある羅須地人協会を訪れてみて驚いた…。

下の写真を見て欲しい。その違いに愕然とした。

 

 

上は、現在、下は以前のもの。

羅須地人協会の西側の背景が一変している。

松林が全て伐採されている。これは一体どういうことか。

羅須地人協会は、1926年(大正15年)宮沢賢治が花巻市に設立した私塾だが

農学校の教員を退職した賢治が日中は農業に勤しみ、夜は若者を集め農業指導した場所だ。

以前ここに観光客用に駐車場を整備してしたいと聞いたことはあるが、その一環なのか。

或いは、松食い虫の被害への対応なのか…。空港対策か…。

以前花巻農学校創立100年の時、施設の床板をフローリングに衣替えするという事件もあり、正直疑心暗鬼になります。

伐採の理由は、関係者に尋ねてみないと真相は分からないが、それにしてもこの有様には正直驚いた…。

原風景の中にあってこそ、生きてくる施設だ。

羅須地人協会は、紆余曲折があって現在地に移築されたもの。

本来ここにあるべきものではないが、農学校の敷地内ということで納得してきた。

手前にあるのは、日本芸術大学名誉教授で、日本芸術院会員の彫刻家橋本堅太郎氏が建立した宮沢賢治の銅像である。

木々が伐採されて景色は変わり果てた。橋本堅太郎先生もこれでは話しが違うと思うだろう。

賢治の銅像も泣いている…。

風情も何もあったもんじゃない。

誰がいつ、どういう経緯で決定したものなのか。

内容、経緯をつぶさに検証してみる必要がありそうだ。

照井


地域医療の確保へ向けて

2017-10-24 23:57:42 | 日記

岩手医科大学附属花巻温泉病院が、2019年3月に閉院することが決まった。

今後市民対象に説明会を開催するとしているが

地域医療の確保と充実の観点から、大変残念なことだ。

施設の老朽化と、現在地での建て替えには地形的に問題がある。

また、移転新築には、100〜200億円もの建設費が見込まれ、閉院を余儀なくされた。

現在、矢巾に附属病院の新築移転を進めており、温泉病院は統合される。

医大側は、交通の利便性の向上から、影響は限定的との見解を明らかにしている。

地域医療の後退ではなく、再編だとしている。

しかし、諸般の事情で致し方ない面もあるが、花巻市としては残念でならない。

以前市内の産婦人科医不足といい、厚生病院の閉院、総合花巻病院の移転新築問題といい

花巻市には課題が山積している…。

このような現状を見るに付け、今後地域医療の充実の観点から、早急に対策を練る必要があろう。

揺かごから墓場まで。住民の医療福祉体制を整えるのは、政治の大きな責任である。


政界一寸先は闇

2017-10-20 21:57:18 | 日記

 政界一寸先は闇を地で行く選挙…。

最初から最後までドタバタ。

政権を奪う勢いだった小池新党、今はもうその影もない。

綺麗に花を咲かせることばかり考えた小池さん。

しかし、本当に大切なのは、その花を咲かせる土づくりですよ。

あなたは急ぎ過ぎた。

自民が勝つわけじゃなく、あなたが負けたのです。


選挙は最後の3日間、投票箱の蓋が閉まるまで分からない。

しかし、一瞬にして順風から逆風に転じた今、もう元に戻ることはないだろう。

政治の本当の真価は、選挙後の政策実現力。

選挙前に小池さんの力量が分かって良かったのか。

モリ・カケ問題に何ら決着もつけずに勝つ自民党で良かったのか。

どう始まったかより、どう終わったかが大事。

そしてその結果は、有権者が下した判断にほかならない。 

今問われているのは

政治家の真価であると同時に、有権者の見識である。

今一度、政治とは誰の為のものか。選挙とは誰の為のものか問い直したい。

照井



政策本位の政治を目指して

2017-10-16 12:46:17 | 日記

衆議院選挙もまさに佳境に入ってきた。果たしてどのような選択がなされるのか。

あなたは、政党や候補者を選ぶ時、何を基準に選びますか。

ある一定の資料や演説、選挙広報などから政党や候補者の考えを知り判断の材料にするるのが一般的。

しかし出来れば印刷物だけではなく、直接候補者から政策を聞きたいものだ。

その一つの手段として公開討論会があり、中央では各党の党首や代表によるテレビ中継などを通じて各党の政策を聞くことが出来る。

しかし、一番身近な地元選挙区の候補の話を聞く機会は案外少ないものだ。

それを実現する為に選挙区ごとの公開討論会などの開催は有益である。

候補者の人となり、実績、政策、知識など、肌感覚で感じることが出来るからである。 

これは、単に政策発表の機会であるだけでなく、候補者と有権者の意識の疎通や学びの機会でもある。 

そして何より日頃から政治に関心を持つことが大切です。

その上で人物、政策を吟味しながら、確かな選択をしたいものです。

スポーツ観戦型の民主主義や選挙の時だけのサービス合戦型の政治に惑わされてはいけない。

ムードや場当たり的ではない、賢明な判断、選択で、明日の日本を切り開きたい。

照井


衆議院選挙2017

2017-10-10 17:24:49 | 日記

衆議院選挙2017がいよいよスタート。12日間の舌戦が始まった…。

今なら勝てると、大義なき解散。様々批判はあるが、始まったからには、真摯に受け止めるしかない。 

衆議院議員の任期は、4年。参議院議員は6年と決まっている。 

これは、絵に描いた餅か…。

先ずは、任期を全うし、実績と新たなビジョンと政策を示し、真を問うべきだ。

衆議院選挙は、政権選択選挙。国民にとって重要な選挙だ。

どうせ変わらない、そもそも関心ないなどと言ってはいられない。

不意打ちをしたつもりが、小池新党の立ち上げと民進党の実質的な解党

そして立憲民主党の登場。野党統一の見直し。

最初の思惑とは違い、日々刻々状況が激変している。

そんな中、スタートした今回の選挙。あなたは、どう見る…。

選挙第一声。各党は、第一声に何処を選んだか。 …その意味は何か。

党首は、第一声で何を語り、何を語らなかったのか…。

ムードやスローガンではなく、中身を吟味する必要がありそうだ。

選挙結果によって

これからの日本が変わることをしっかり肝に命じなければならない。

照井