「LOVEはなまき通信」元 花巻市議会議員 照井雄一のブログ

岩手県花巻市の元市議会議員・照井雄一です。
人任せにしない政治、まちづくりを先送りさせないための活動を報告致します。

ゆとりある仕事、暮らし

2017-09-27 08:02:59 | 日記

 個人の消費や働き方改革の一環として、政府や経団連が今年2月に導入した

プレミアムフライデー。 その成果や如何に…。

民間機関の調査によれば、その認知度は、94%。殆どの人が知っている。

しかし、実際その制度を導入している企業や団体は、僅か7.2%だという。

導入から半年経って、結果は1割にも達していない。

制度が実態を伴っていない現状が明らかになった…。

予想されたこととは言え、政府では、早くも制度の見直しを検討していると言う。 

聞く所によれば、プレミアムフライデーを月末から月初へ変更を思案中とか…。

あっちがダメならこっちだなんて安直過ぎる。どこまでズレているのか。

導入した企業の人々の実際の時間の使い方も

真っ直ぐ家に帰った人が57%、消費に向けた人が14%

まだ導入した会社関係者でも、実際の時間の使い方には、戸惑いも見受けられるようだ。

もとより、社会全体がこのシフトを取り入れる環境がなければ成立しないものだ。

都会の大企業や公務員なら、実施出来るところもあるだろうが、地方の中小企業には無縁な制度。

折角のゆとり改革ならば、官民挙げて取り組めるよう、抜本的な意識改革と制度運用の在り方を今一度考え直さなければならないだろう。

先ずは、地方に於いても、大手企業や公務員から導入していき、実績をつくるしかない。

現状のままでは、特に地方の中小零細企業には、程遠い制度。定着は難しい。

本気でやるなら、毎月最終土曜日を休日にしてプレミアムサタデーの方が実があがる。

社会全体に働き方の改革を浸透させるには、一部だけを変えても成果は乏しい。

この制度定着には、更に時間と工夫が必要なようだ。

しかし、折角提案されたゆとり改革。国民の4割以上が賛成している。

今後なお紆余曲折はあるだろうが

願わくは、この制度をきっかけに、社会全体の基盤を整備し

国民のゆとりある生活と個人の消費の拡大に結びつけたいものです。

照井

 


市民団体活動の課題

2017-09-15 19:14:50 | 日記

花巻市では、市民団体の活動を資金面から支援する事業を行っている。

これは、市民団体にとっては大変有り難いことだ。

市内には沢山の市民団体があるが、一部の団体を除けば、その殆どの組織は脆弱で

永続的に活動していく為には課題も多い。

しかし、民間団体の社会に果たすべき役割は実に大きいものがある。

故に、課題は多かろうが、その存在感を増す為の方策を見い出したいものだ。

先ず第一に、課題は何か…

               1.資金不足、人材、後継者不足が挙げられる。

                  これらは、組織活動の根幹に関わる問題であり、永遠の課題とも言える。

               2.組織基盤が弱く、情報の収集や発進力に欠ける。

                   安定的に活動出来るための組織強化や自己評価システムの構築。

                   財務体質の安定化を図る必要がある。この意味で、この支援制度は有益                  だ。        

               3.社会的認知度や信用度を高める必要がある。

                  好きなことを好きにやれば良いではなく、社会的課題と連係していくこと   も必要だ。 

               4.行政や他団体との協働のまちづくりが必要。

                  行政や他団体との連携や協働は、組織活動の充実の為には欠かせない視点。

               5.行政以外の支援組織の重要性。ネットワークを構築し、出会いと学び、

                  そして連携を図り、組織の本来の目的達成の為に協働の取組みは重要。

                  ハード、ソフト両面に於ける行政や支援団体の支援は必要だ。

照井