いよいよ人口減少、超高齢化社会を迎え、まちづくりの形も変わってきました。
これからのキーワードは、コンパクトなまちづくりです・・・。
(人通りも少ない中心商店街)
本市でも、その方向性を以前から示しています。
今、花巻市の中心部では、空き店舗、空き地が散在し、大きな問題となっております。
最近、空き店舗の解体駐車場整備化、老人施設やマンションの建設計画、銀行の新築移転計画
また、厚生病院の跡地利用など様々取り沙汰されておりますが
これらの方向性如何で中心部の様相は大きく変貌していくことが予想されております。
(商店街の核となる施設の構築が待たれる)
まずは、無秩序に進んだまちの郊外化を抑制し、中心市街地の空洞化を阻止しなければなりません。
その為には、集約型都市構造を進める必要があります。
地域の利便性を高め、生活の拠点性を確保し、人や物や情報が活発になり
不便なく生活が出来る環境を作る必要があります。
要素としては、やはりハード面の市街地整備、商業業務整備、交通アクセスの確保
街なま移住空間確保、公共施設の配置等…がカギとなるでしょう。
その為にも市民が共通認識出来る計画を立案し、官民一体となった取組みが必要です。
その上で都市空間の適切な管理運営、土地の合理的な活用、地域経済の循環性
市民・民間の参画などの視点を持つことが大切だと思っています。
人が集い、賑わいのある空間づくりが中心市街地の活性化には欠かせない要素だと思います。
ただ駐車場があれば、アーケードがあれば良いという時代は終わりました。
自然に任せるだけでなく、魅力ある都市空間を意図的につくらなければ、居住性は高まりません。
買い物難民と言われた中心市街地の環境を段階的に改善しなければないのです。
住み、暮らす環境を整備し住み良いまちづくりを推進する為にも
より一層官民の団結が必要だと感じています。
照井