「LOVEはなまき通信」元 花巻市議会議員 照井雄一のブログ

岩手県花巻市の元市議会議員・照井雄一です。
人任せにしない政治、まちづくりを先送りさせないための活動を報告致します。

『仮称 花巻中央図書館』整備について

2013-02-26 08:25:44 | 日記
この度、仮称 花巻中央図書館の整備事業について、その基本的な考え方が市から示された。

今回の提示案は、平成24年10月25日 花巻図書館整備市民懇話会からの提言を受けて策定されたものです。

基本構想によれば、

1.図書館と500人規模の中ホール、そして先人紹介を兼ねた複合施設を基本に、新たに建設するとしています。

2.また、建設場所については、市民懇話会からの提言を基本に、賑わいと活力のあるまちづくりの視点から
中心市街地周辺を念頭に選定を進めるとしています。

3.施設の概要としては、基本方針に基ずく複合施設とすることとしており、

延べ床面積を、およそ5,700㎡~6,300㎡と想定している。

4.建設場所については現在、まなび学園周辺・文化会館周辺・御田屋町周辺の県有地、私有地などの公共用地未利用地等を基本に、今後選定を検討しようとしております。

今後、基本計画の策定と基本設計の作業を進め、平成25年度中に概要を決定し、26年度以降事業に着手したい考えです。

現在の花巻図書館は、昭和48年3月に建設されたものですが、老朽化の進行や閲覧スペースの狭隘化により市民から中央図書館としての早期着工が待たれていました。

平成25年度当初予算に基本設計に係る調査費39,300千円を計上し、本格的に建設に向けて進めていく考えです。

照井


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『平成25年度 花巻市当初予算(案)』について

2013-02-25 15:35:19 | 日記
本日、平成25年度の花巻市当初予算(案)についての議員説明会がありました。

詳しい内容の提示と審査については、3月定例議会で審議されることになります。

ここでは、予算編成の基本方針についてお知らせしておきます。

『平成25年度花巻市当初予算 基本方針』

・合併後10年間の財政支援措置終了後の適正な財政規模への段階的な移行な向けて

その取組み初年度の努力目標として、前年度比5億円減、総額430億円の予算要求

フレームを設定した。

・地方財政対策を踏まえて確実な歳入の確保に努めるとともに、各部の次年度経営方針に

掲げる目標・重点施策を推進するための課題を把握したうえで全ての事務事業を精査し

課題解決に向けた事業の選択と構築を行い、限られた財源の重点的かつ効率的な活用

に努めた。

・国の補正予算を最大限に活用した経済対策関連予算を平成24年度3月補正予算において

約6億円規模(特別会計・企業会計を含めて総額10億円規模)で措置し、

当初予算と一体となった切れ目ない対応により、市内経済の活性化に努める。

・結果、平成25年度の一般会計当初予算は、426億1,030万円となり

前年度と比較して、9億2,490万円の減額、伸び率で2.1%の減となった。

照井


『花巻中学校学校評議員会』開催

2013-02-21 17:48:49 | 日記
本日、花巻中学校の本年度第2回目の『学校評議員会』が開催され

下半期の学校評価についての説明と教育環境の現状報告がなされました。

この会議は、学校の外部委員によって学校の現状と課題について話し合う機関ですが

花巻中学校の場合、4人の委員と校長、副校長からなり

年2回、諸問題について率直に意見交換しているものです。

報告によれば花中では、学力やスポーツ面では比較的に順調な成果を上げているものの

生活面で一部に問題行動などもあり、最低限のマナーやルールが守り切れていないという

指摘がなされておりました。

しかし、それらは元来家庭で行うべき躾の問題であり

学校にのみ押し付ける問題ではないと感じております。

しかしアンケート調査でも、その傾向は顕著で、学校への期待や要求も多岐に渡っており

今一度、家庭の教育力についてしっかり考えなければならないと感じています。

学校の現場は、多忙・激務が日常化し、本来成すべき教育活動がややもすると、疎かになりがちであります。

改めて家庭・学校・地域それぞれの持ち分と役割を認識し、互いに協力し合わなければなりません。

人間形成の基本は、家庭からです。

この事を抜きにして、教育を語ることは出来ないでしょう。

照井


『高村光太郎記念館の整備計画』について

2013-02-21 09:07:14 | 日記
高村光太郎記念館は、花巻市太田に光太郎が晩年7年間独居生活をした高村山荘の西方に

1967年に開館した施設だが、築45年が経過し老朽化した上、展示スペースも手狭であり

関係団体からの要望もあり、国内唯一の顕彰施設として相応しい記念館にしようと

この度、新たに整備計画を示したかたち。


(写真は、光太郎山荘)

財団法人高村記念会が運営する記念館を、花巻歴史民俗資料館に移し、

公設民営とする方針を明らかにした。

基本方針によると、現在の歴史民俗資料館を廃止し、

主な資料は市博物館に収容する考えで、新たに高村光太郎記念館として整備するとしています。

この度の整備に向けては高村記念会から、十和田湖裸婦像原型や裸婦坐像など代表的な彫刻作品を含む美術品と

記念館整備資金として500万円の寄付の申し出を受けています。

歴史民俗資料館は1983年に開館し、花巻人形や昔の農具、生活用具など貴重な資料を保存展示する

施設だが、今後市博物館で事業は継承されることになります。

今後、光太郎生誕130年に当たる2013年度5月15日に開催される高村祭にあわせて

展示室のみでプレオープンし、全体整備計画を策定後

2014年度事業で施設整備や周辺環境整備を行い、

花巻移住70年を迎える2015年度に本格オープンさせる予定となっている。

多くの光太郎ファンや市民の期待は大きく、実りある計画策定が待たれる。

照井

「花巻中央振興センター」の移転・整備について

2013-02-19 15:36:50 | 日記
  この度、花巻中央振興センターの移転・整備について、市当局より説明があった。

これは、花巻市吹張町の旧料亭まん福に花巻中央振興センター機能を移転・整備しようとするものです。



1.経緯  平成23年5月27日に、「まん福」を商店街活性化並びに文化活動の拠点

           さらには、各種集会施設として活用出来るよう保存整備の陳情が出され

           その中で中央振興センターとしての利用形態が示された。

      平成24年3月2日開催の市議会本会議において、採決の結果趣旨採択となったところである。

     
      花巻中央地区コミュニティー会議においては、まちづくりビジョンで基本目標の一つに

           「まん福を中心に賑わう元気なまち」と位置づけ、花巻中央振興センターとして

           利用することで地域の合意を得ている。

      市としては、これらの決定を受け、地権者のご協力を頂く目途がついたことから、

           まん福を花巻中央振興センターとして整備・活用しようとするものです。

2.活用形態 花巻中央振興センター事務室・会議室

3.施設概要 建物 木造2階建 延床面積 1,241.81�(1階941.13� 2階300.68�)

        土地 宅地 吹張町191番地 3,679.47�

4.取得費用 土地   58,000千円 (評価額187,652千円)

5.施設改修費 屋根、トイレ、内壁等改修及び消防設備等改修費他  26,715千円

6.寄付予定物件 ・建物 店舗居宅 木造2階建 延床面積1,241.81� 固定資産税評価額6,413,423円

         ・車庫 木造平屋建 延床面積 39.66� 固定資産税評価額 22,053円

         ・庭木、庭石、工芸品他


(花巻中央コミュニティー会議が示したまちづくりビジョン)

今回の取得、移転、整備にあたっては、市の協力はもとより、コミュニティー会議はじめ、関係団体のご協力と

地域の活性化を望む住民の方々の熱意と努力が実った形となりました。

しかし、花巻市全体を考えた時どうなのか、そして花巻市のまちづくりの計画との整合性や、

過去の各種施設の保存運動との関わり、費用対効果…

また、今後まだある他施設の保存、活用に関しても基準となる考え方を整備するなど、

さらに市民の皆様のご理解を頂ける内容を示していかなければなりません。

本来、中心市街地の活性化は、他の力によるものではなく、当事者自らが構想を示し

外部の力を借りながらも、自主的に熱意を持って取り組むべき問題です。

今回の決定に際しては当然のことながら、懸念される材料も多々あり、官民一体となった更なる取り組みが待たれます。
しかし次に繋がる第一歩となりましたことは、誠に有難く関係各位に改めて厚く御礼申し上げる次第であります。
税の使い道は、いづれにせよ慎重であり、市民の理解を得られるよう配慮しなければなりません。

その意味で今回の決定は、さまざまな課題を残した形となりました。

今後の取組みの中で確かな成果を出す事で

市民の皆様の理解と協力を得ていきたいと考えております。

照井