また会いたいよ。

アナログフィッシュ・州ちゃんが体調不良によりバンドを脱退。昼間オフィシャルからメルマガで届いたこの突然のお知らせに、呆然とさせられました。先日ライブを欠席した理由でもある「体調不良」が、まさかそこまでシリアスなものだったなんて。そして、1月のあの最強に楽しかったライブが、結果的に3人での最後のライブになってしまったとは。

思えば、私がアナログさんを知るきっかけとなったのは、バイン目当てで足を運んだ2004年秋のJAPAN CIRCUIT。で、翌年5月の同じくJAPAN CIRCUIT・丸ごとヨーキン様スペシャルライブで、メジャーデビュー直前の彼らの音を改めて聴いて、ファンになったのでした。以来3年弱、他のバンドじゃマネできない自分達の音をしっかり築き上げてきた3人にとって、次のアルバムこそが勝負であり実力を評価してもらうチャンスになるんじゃないかと、勝手に感じていたのです。それなのに、なぜ突然こんなことに。

いちばん辛いのは州ちゃん、そして今後はサポートメンバーとやっていくことになる下岡くんと健ちゃんなのは言うまでもないわけで。だから、「僕らは州一郎が病気を直して復帰してくるのを信じて待っているし、本人もそれを望んでいます。」という下岡くんのコメントを信じて、今は州ちゃんが1日も早く回復されることを願う以外に言葉が見つかりません。こういう時の無力感って、どうしてこんなにもどうしようもないんだろう。バインのリーダー脱退の時のあの痛みを、どうしたって思い出さずにはいられませんよ。

州ちゃんのドラムとコーラスと笑顔のないアナログさんなんて考えられないし、彼らの曲に違うドラマーが参加することも今は全く想像できない。たぶんそれはもう、私の好きなアナログさんでは、きっとない。でも、もし州ちゃんが戻れることになった時にその場所がなかったら、州ちゃんや2人の決断が本当に何の意味もなくなってしまうから。だから、これから2人のアナログフィッシュになろうとも、やはり自分は彼らを応援する立場でありたいと思います。ああ、まるで陳腐な言葉しか浮かばない自分が情けない。

そんな風にやりきれない気持ちでいたところに、今度はレピッシュ現さんの訃報が目に留まって絶句。どうして神様、そんな悲しいことばかり。1度もステージに立つ現さんにお会いせずじまいだったことを、今になって悔やんでいる自分がいます。ご冥福をお祈りいたします。

明日が今日よりいい日でありますように、って何の曲だっけ。ああ、トライセラだ。あの曲久しぶりに聴いて元気もらおうかな。