今日、若宮大路のユニオンに買物に行ったら、
入口のところに、曙みたいな巨体の白人のお父さんと、3歳くらいの小さな金髪の男の子がいて、
お父さんは、上体を屈め男の子を静かに叱っていた。
男の子は両手の拳を握り締め、地団駄を踏んで、
No! That's mine!
と叫んで、泣き出した。
鼻水を垂らして……
きっと、ユニオンでお菓子かなにかを買ってほしかったのだろう。
That's mine!
わたしは、この言葉に衝撃を受けた。
男の子は、持っているものを奪われたり、失くしたりして、
That's mine!
と叫んだのではない。
未だ所有していないが、所有したい、と強く思ったものを目にして、
That's mine!
と叫んだのだ。
入口のところに、曙みたいな巨体の白人のお父さんと、3歳くらいの小さな金髪の男の子がいて、
お父さんは、上体を屈め男の子を静かに叱っていた。
男の子は両手の拳を握り締め、地団駄を踏んで、
No! That's mine!
と叫んで、泣き出した。
鼻水を垂らして……
きっと、ユニオンでお菓子かなにかを買ってほしかったのだろう。
That's mine!
わたしは、この言葉に衝撃を受けた。
男の子は、持っているものを奪われたり、失くしたりして、
That's mine!
と叫んだのではない。
未だ所有していないが、所有したい、と強く思ったものを目にして、
That's mine!
と叫んだのだ。