まだ『本』の8枚書けてないんですが、6日にインタビューを受けた『小説現代』のゲラが届いていました。
(ちなみに、インタビュアーは、このHPを運営してくださっている榎本正樹さんでした )
3箇所加筆せよ、という指示で、今夜中の戻し……
『本』をいったん中断して、こっちをやるしかないですね……
(ちなみに、インタビュアーは、このHPを運営してくださっている榎本正樹さんでした )
3箇所加筆せよ、という指示で、今夜中の戻し……
『本』をいったん中断して、こっちをやるしかないですね……
ひとつ、怖い話をしますね。
源氏山、真っ暗だったんですよ。
でね、わたしたちが急坂を下りてる最中にね、
うしろから、黒い上下の男性がやってきたんですよ。
足元が不安だから、脇に寄って先に行ってもらったんだけど、
擦れ違った横顔を見たら、60代半ばぐらいな感じだったから、心配になりました。
長谷に抜けるまで(日中でも)走って30分、歩きだと1時間近くかかる大仏ハイキングコースです。
「あのひと、だいじょうぶかね? 地元のひとかね? この道歩くには、遅過ぎるでしょ?」
「え? 遅過ぎるいうたかて、うちらも、同じやん」
「でも、あのひと歩きだから。うちら、走って追い抜くじゃん」
で、ピッチをあげて走ったんですよ……
一本道……
そろそろ追い着くはずたろうと思いながら、走りつづけたんだけど……
追い着かない……
道はどんどん暗くなるし、怖いし……
わたしは、珍念さんに落語(夢金)の話をしつづけて、
下山し切ったところで、
「ねぇ、あのひと、幽霊だったんじゃない?」
「んな、アホな! おれも見てるんやで?」
「ふたりいっしょに見る場合もあるかもよ、真っ暗だったし。だって、ぜったいヘンでしょ? なんで、追い着かなかったの? どこ行っちゃったの? あのおじいさん、よろよろした足取りだったんだよ」
そういえば、源氏山って、心霊スポットなんですよね……
由比ガ浜もだけど……
心霊スポットが、ランニングコースなんて……
源氏山、真っ暗だったんですよ。
でね、わたしたちが急坂を下りてる最中にね、
うしろから、黒い上下の男性がやってきたんですよ。
足元が不安だから、脇に寄って先に行ってもらったんだけど、
擦れ違った横顔を見たら、60代半ばぐらいな感じだったから、心配になりました。
長谷に抜けるまで(日中でも)走って30分、歩きだと1時間近くかかる大仏ハイキングコースです。
「あのひと、だいじょうぶかね? 地元のひとかね? この道歩くには、遅過ぎるでしょ?」
「え? 遅過ぎるいうたかて、うちらも、同じやん」
「でも、あのひと歩きだから。うちら、走って追い抜くじゃん」
で、ピッチをあげて走ったんですよ……
一本道……
そろそろ追い着くはずたろうと思いながら、走りつづけたんだけど……
追い着かない……
道はどんどん暗くなるし、怖いし……
わたしは、珍念さんに落語(夢金)の話をしつづけて、
下山し切ったところで、
「ねぇ、あのひと、幽霊だったんじゃない?」
「んな、アホな! おれも見てるんやで?」
「ふたりいっしょに見る場合もあるかもよ、真っ暗だったし。だって、ぜったいヘンでしょ? なんで、追い着かなかったの? どこ行っちゃったの? あのおじいさん、よろよろした足取りだったんだよ」
そういえば、源氏山って、心霊スポットなんですよね……
由比ガ浜もだけど……
心霊スポットが、ランニングコースなんて……