旅と宝塚と写真好きジジ

現在、過去、未来の旅日記、花や風景写真、宝塚、相撲、ポケモン、ハリポタゲーム等について投稿しています。

BSプレミアム放映 2016年7月宝塚月組公演 龍真咲さんサヨナラ

2017-04-18 10:12:36 | 宝塚・その他の劇場観劇記 & TV

昨日から今日にかけて日本全国春の嵐が吹き抜けましたが、皆さま特に被害などありませんでしたか。今年は1月の月組公演を見て以来大劇場に足を運んでいませんので、今回4月2日に放映されたのは去年の7月公演ですが、タイトルを「旅と宝塚と写真好きジジ」としている関係上、宝塚関係もっと書きたいのでブログに載せました。

ジジは特定の方のフアンにはならない自称ひたすら隠れ宝塚の応援隊を永年しているので今回の月組「龍真咲」さんのサヨナラに際しても特段の思い入れはありません。彼女は見た目はそうではないけれど、個性的であり、作品も偏っていたように思いますが、良かったのは100周年記念公演の「花詩集」。今回は同じ藤井大介氏の作品でサヨナラ。

最初は大野拓史さんのロックミュージカル「NOBUNAGA 下天の夢」。孤高の武人、天下人になる直前に姿を消した織田信長に、龍を重ねたのかその辺は知りませんが、彼女の宝塚在団中の生きざまは自分流を貫いたと言う点、集団を重んじる宝塚の歴史にあってユニークな存在であったかもしれない。

幕開き優し気な能がかりで始まり、一転荒武者信長として登場する場面に転換するとその後は龍の世界。と言いたいが出だしの荒武者風のまま、いつも舞台の中心に一人で立っています風な場面や演技が続きやや最後まで同じような歌と演技が続くのは彼女のやり方なのか演出家の狙いなのかよく判りません。

今回もう一つの疑念はポルトガルの騎士?ロルテスの存在。作品自体が歴史上の人物を自在にロックの世界にいざない、歴史とは違った展開をするのだからそれはそれでいいのだが、ロルテスはあくまで架空の存在。いっそ当時のヨーロッパが見ていた日本観を代表するような存在にすれば又違った形にもできたと思うが、偶然の重なりで進めると劇の中心が弱くなったと思う。

それとミュージカル仕立てと言うことで歌で進行するから、歴史上の事実や地名、名前等がはっきり聞き取れないと何だかよく判らなくなるきらいがある。しかしながら大勢の出演者が夫々見せ場を持ち、立派にその任を果たしていたのは見ていても清々しい。ただ羽柴秀吉は余りにも2枚目風なのでもっとはじけて、明智との違いが出れば作品が色濃くなったと思う。龍さんご苦労様。

ショー「FOEVER LOVE」 はサヨナラ公演を多数手がけている藤井大介さんの作品だけにそつがなく全編楽しく拝見。ただ今回不思議に思ったのはサヨナラ公演に良くある次期トップさん候補とのバトンタッチ風の場面や娘役トップさんとの絡みがほとんど無い事。結果愛希れいかさんが演じたPersist loveの場面が突出して光っていたこと。ただ群舞のセンターでなくもっとソロの部分があっても良かったと思いました。もう一つは次期トップ候補珠城りょうさんの一人での場面が全然ない事。

一方無くてもよいと思うのは凪七、美弥、沙央と龍が延々と絡む場面。フレッシュさもメモリーとしても何だか中途半端。かと言って龍さんにこれぞ「龍真咲」って思い出に残るような場面も無かったように思う。特に「Memory love」の場面で龍さんが燕尾で降りて来る前に月組の組子がそろって階段方向へ見送る場面で、グッと迫って来る一体感が無かったように感じたのはジジだけでしょうか。とは言いつつ藤井さんのショーは大好きなので何度も録画を見て楽しませて頂きました。アリガト。龍さんお幸せに!

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