59話目でツイに最後を迎えた「越路吹雪物語」。この帯ドラマを見てコーちゃんの人となりや周りの方々との関わり、舞台に対する飽く事無き向上心を知り改めてスゴイ人だった出会えてよかったと思えました。コーちゃんが1980年に亡くなった翌年、ジジも最後の肉親だった母と別れました。同じ胃がんでやはり胃潰瘍だと告げ真実を話せませんでした。今回身につまされてツイ目頭が熱くなってしまいました。
最後にコーちゃんを演じた大地真央さん。最初は瀧本美織さんの天真爛漫ぶりに比べチョット控えめな演技だなと思っていましたが、最終回が近づくにつれて、コーちゃんってこういう人だったんだと等身大に感じるようになったのは彼女の演技力。はたまた演出の力か、脚本が良かったのか。その他の出演者も殆どが適役でさもありなんと言う演技で、良く上手く役者さんを集めたとこれも感心しました。ご苦労様。
時子さんの母秋子さんが亡くなり、コーちゃんは「貴女は一人ではない、私や法美さんがいるからね」と励ます。東宝を退社し浅利慶太氏と組んだ日生劇場のロングリサイタルも成功を続けドラマチックリサイタルと名付けられた「エディット・ピアフ」の生涯をなぞった公演が大成功の裡に千秋楽を迎えた日、コーちゃんは浅利氏、法美さん、時子さんを前にミュージカルから卒業し純演劇の舞台で自分を磨きたいと宣言。民芸の宇野重吉氏の懐に飛び込む。米倉斉加年さんと組んだ二人芝居が成功し、重吉氏から次回は「桜の園」をと勧められて有頂天に。
その頃からしきりに胃痛を訴え始めたコーちゃん。芝居を打ち上げて健診を受け、末期がんを告げられる。両親をガンで相次ぎ失い法美さんや時子さんに「私がガンになれば正直に告げて」と約束さされていた法美さんも時子さんも矢張り真実を告げられませんでした。真実を隠して看病をする辛さはジジも同体験をしたので大変でした。
手術をし一度は小康状態を取り戻したコーちゃんも1980年11月7日「人生に悔いはない」との言葉を残し帰らぬ人となりました。宝塚出身者って意外に短命の方って多いですね。やはり舞台で心身をすり減らし、ストレスに常にさらされ、観客の満足度やチケットの売れ方まで気を配り、更に新しいジャンルや出しものに向かう向上心を持ち続けるのはいかに大変な事か今になりジジにもよく判ります。合掌。
宮ちゃんさんその後花粉症の状態は如何ですか? 今迄何ともなかったジジも昨日から何だかおかしい。鼻水にくしゃみ、今朝は涙まで出て左目が腫れてます。そう言えば6年前位にも今頃一度そういう症状が出たっけ。
今朝トレトレ桜第2弾ご覧下さい。