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NHK鳴門秘帖第10回(最終回)BSプレミアム放映

2018-06-23 11:49:28 | 宝塚・その他の劇場観劇記 & TV

最終回「秘帖(ひちょう)の行方」BSプレミアム:2018年6月22日(金)午後8時 公式HP参照 

弦之丞(山本耕史)は、旅川周馬(武田真治)が徳島城から鳴門秘帖を盗み出したことを知る。周馬も又弦之丞同様公儀の隠密として密命を帯びていた。周馬は、鳴門の渦潮を望む土佐泊の港から、大坂に渡ろうとする。弦之丞は周馬のあとを追い、土佐泊の港で周馬に追いつく。弦之丞は周馬を倒して秘帖を手に入れ、徳島城に忍び込み、城主・蜂須賀重喜(相島一之)と竹屋三位卿(篠井英介)に対する。龍耳軒(田村亮)から秘帖を取り戻した後のことを託された弦之丞にはある考えがあった。お十夜孫兵衛は、弦之丞に最後の勝負を挑む。そして弦之丞と千絵(早見あかり)は…。

いよいよ大団円。改めて渦潮をバックにする金文字を埋めたタイトルの「鳴門秘帖」が秀逸。しかし肝心の物語は長大なモノを10日に纏めるのでどうしても走りがちでなんだかあっけなく終わった感。秀逸だと思ったのは最終場面の少し前、舞台風に引幕が切り落とされてハラハラ雪が降る中、中央の灯篭の側に佇む見返りお綱(野々すみ花)と両端に対峙する弦之亟と孫兵衛。

これで本編の主役はこの3人と言うことがハッキリしました。キリっと可愛く艶やか見返りお綱、首筋に色気がありイイネ。強い剣士と相まみえる夢を捨てきれなかった孫兵衛と弦之丞の対峙は一瞬の後孫兵衛が愛するお綱の膝にくずれおちる。これで終わった方がいいのだがそこはもう一つの主役「鳴門秘帖」がどうなったかも見せなくてはならず、孫兵衛が大金と引き換えに蜂須賀家へ渡した鳴門秘帖を周馬が忍びの術で盗み取り、それを弦之丞一行が追い、お綱の短銃が火を噴いて周馬は7代祟ると言いつつ死去。再び弦之亟の手に。

竜耳軒の配下に手引きされて城内へ入った一行は蜂須賀候の現前で鳴門秘帖は無きものと思へと源之亟がかがり火に放り込む、それではならじと三位郷が半焼けの秘帖を抱いて場外へ。そこへお米を忘れられない蜂須賀家の家臣が現れ三位郷を刺す。蜂須賀候は家督不行き届きで隠居に、その前に家老竜耳軒は諫言のため蔭腹を切り蜂須賀候の秘帖の存在を無にするように述べ息絶える。

これを40分位の中に入れるので幾ら脚本家や演出家が優秀でもしょせん無理。途中から見た方はアレヨアレヨでしょね。最後は弦之亟が焼け焦げた秘帖を京都所司代へ届けその存在の無意味な中身を説く。弦之丞は「人でなしの道を歩み多くを殺傷した」自分にはこの道しかないと家督を継がず千絵と共に遍路旅に出る。お綱は江戸へ戻り幼い姉弟と共に商いの道に進む。

とまあ死んだりハッピーエンドになったりと波乱万丈と言いたいが、ストーリーのみがどんどん進み、情緒や感銘には至らない。でも退屈せずに10回楽しめました。最後にお綱(野々すみか花)さん良かったよ。浜木綿子さんに次いで舞台にTVに今後気っぷのいい女やコミカルな弾ける役なんかで大活躍してほしいね。アハハ 最後は宝塚出身者にヨイショデシタ。

見返りお綱 野々すみ花

 

 

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