大判カメラ日記。

ワイズクリエイト オフィス・木戸嘉一のブログです。

中古委託品にTOYO スーパーグラフィックが登場。

2020年11月17日 | カメラ機材

今日のブログは中古委託品としてお預かりした珍しい大判カメラを紹介致します。その名称は「TOYO SUPER GRAPHIC(TOYOスーパーグラフィック)」です。このカメラの原形はアメリカのグラフレックス社が製造し、政府機関、新聞社等の報道関係で使われていた4x5inch判のレンジファインダーを搭載したスピードグラフィック (Speed Graphic ※俗称スピグラ) です。私の記憶の中に・・・大相撲中継で土俵周りに居た報道カメラマンがスピグラを使っていたのを残しています。スピグラは1973年まで製造されていましたが、その後1976年に最終モデルとなったスーパーグラフィックの知的財産権や一部パーツを、当時日本でTOYOブランドの大判カメラを製造していた酒井特殊カメラ社(現・サカイマシンツール)に委譲し、同社がTOYOスーパーグラフィックとして1987年まで製造を続けていました。そしてまたまた私のおぼろげな記憶ですが当時開催されていたIPPF(国際プロフェッショナルフォトフェア)で、このニュースを知り「TOYO、凄いな!」となりましたが・・・その後の販売台数はそれほどでも無かったと言う記憶もあります。今回の中古委託品はとてもキレイで程度の良いレンズとズームファインダーが付いたセットですが興味のある方は是非ご覧になって下さい。

TOYO スーパーグラフィック+ジンマーS135/5.6+TOYOズームファインダー
150,000円+税
※程度の良いボディにジンマーS135とズームファインダーがセットになっています。化粧箱、取扱説明書、距離計カム付。

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