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大判カメラ日記。

ワイズクリエイト オフィス・木戸嘉一のブログです。

東京ビックサイトのPHOTO NEXT2011を訪ねる。

2011年06月23日 | 日記

昨日は東京ビックサイトで開催されていた写真館・カメラ店等を対象にしたフォトネクスト2011を見学した。銀座から晴海通りで築地、晴海を抜けると一直線に近い道で有明の東京ビックサイトに到着する。滅多に行く場所ではないが毎回、周辺の景色が替わり「ここが日本?ここが東京?」と思ってしまうのは古い人間なのかも知れない。そう言えばこのフォトネクスト2011にアテンドしているメーカースタッフは皆私より若いかも知れない?会場を一周すると案の定「デジタル!デジタル!」とカメラ、ストロボ等の機材も同時開催のビジネスセミナーも皆デジタル関連である。デジタルを活用することが成功への道!といった感じでもあった。あるセミナーを受講した人はデジタルカメラをを導入し、簡易的なライティングと背景装置の変化、並びにリーズナブルな撮影料金で商売を大成功させた例を話してくれたが、その結果どの様な写真が撮影されているかは疑問である。宣伝リーフレットを見るとそれなりのライティングとデジタルの鮮鋭度でそこそこの写真となっていたが、私の友人のカメラマンは写される人の顔やスタイル、服装によって時間が掛かるがライティングをその都度変えて撮影をしていた。前述のマニュアル通りに行程管理すれば誰がカメラマンでも撮影が可能だが、そこにはプロの技を微塵も感じることが出来ない。これでは本当のプロ写真家が育たなくなってしまうと心配するのは私だけなのだろうか?この展示会を見る限り、全員右向け右でその先にはデジタルがある。私はひねくれているせいか全員が右を向いているなら敢えて左を向いて活路を見い出すタイプである。要するに全員が同じ事をしても全員が成功する事は絶対に無い。そう言えば私が独立したとき業界関係者は皆「これからはデジタルだからデジタルに準じた商売展開しなければ先がない」と言っていた。そう言っていたメーカー、問屋、写真業の方達は皆いなくなってしまった。


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