写真家の鈴木一雄さんから写真展の案内ハガキが届きました。お知らせが遅くなって申し訳ないのですが写真展は9月15日から始まっていて27日まで開催されます。写真展の題名は「季乃聲」で一年の移ろいが人間の一生に符号していることに着目したテーマとなっているそうです。鈴木一雄さんのメッセージでは「元旦の夜明けは一年の始まりで、私たちが胎内から外に出てきたときの光のよう。そのあとの厳冬期は子どもの生命が安定する試練の時期であり、春が訪れて新緑が進むのは、子どもの成長期。梅雨は、悩みながらもしっかり心の養分を吸収する思春期であり、まばゆく旺盛な活動の夏は、まさに青春時代だ。やがて訪れる華やかな秋の季節は充実した壮年期といえよう。あでやかなステージを務めた後の晩秋から初冬への移ろいは、肉体の機能が少しずつそぎ落されていく人間と同じ。余分なものを払い落とした後は、精神性の世界となる。そして大晦日を迎えて一年が終わるが、私たちが次の世代にバトンタッチし、あの世のステージに旅立つときのように思える。元旦の夜明けから始まって大晦日の月光景で終わるという今回の構成を、私たちの一生と符合する大地の表情、息吹を楽しんでいただきたい。」との事です。コロナ禍ですが感染予防に気をつけてお出掛け下さい。
鈴木一雄アンコール写真展
ー日本列島ー 季乃聲
2021年9月15日〜27日(21日休館)
ケンコー・トキナーギャラリー
東京都中野区中野5-68-10 KT中野ビル2F
03-6940-3778
|
花木深 |
杉山 順子 |
ワイズクリエイト |