大判カメラ日記。

ワイズクリエイト オフィス・木戸嘉一のブログです。

クオリティの高い山本安志写真展「八ケ岳に游ぶ」に感激!

2014年05月10日 | 写真展

昨日は六本木の富士フイルムフォトサロンにて初日を迎えた山本安志写真展「八ケ岳に游ぶ」に出かけて来ました。この写真展ですが、八ヶ岳に通うこと年に50回。そして5年間の取材期間を要したと言うので計算すると250回も八ヶ岳を訪れていることになります。凄いですね。よく撮影地の話題になると「もう、そこは行ったことがあるから」や「2~3回行ったことあるからいいや」等の言葉を耳にしますが、やはりテーマを持って撮影するには何回も何回も同じ場所に通わなければいけないと思います。同じ場所でも朝と昼と夕ではイメージも違いますし、ましてや日本には四季もあるのですから。そんな意味ではこの山本安志さんの作品はどれもみな重みがあり、本当に八ヶ岳が好きな事が分かります。また、もう一つ驚嘆したのは全ての作品が6x17Cm判を含め中判カメラで撮影されたことです。デジタル全盛の時代で、動きのある被写体や星の撮影などにはデジタルカメラは独壇場となるのでしょうが、今回の写真展の様な「森」や「植物」を中心とした作品には、やはり銀塩フイルムの発色が勝るように思いました。特に緑のグラデーションや濃度域の広さは銀塩フイルムならではの空気感をくみ取ることが出来ますし、作品を前にしたときの臨場感も違う様に感じます。久しぶりに銀塩フイルムを使ったクオリティの高い風景写真展を見たような気がしました。皆さん絶対に必見ですよ。夕方から開催されたオープニングパーティ(写真下)にも60人近い方々が集まり盛況でした。(話は変わりますが、今日はワイズ大判カメラ勉強会ですよ)

山本安志写真展「八ケ岳に游ぶ」
2014年5月9日~15日
富士フイルムフォトサロン
東京都港区赤坂9-7-3 

大判カメラ体験記
清水 実
ワイズクリエイト
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木戸嘉一
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