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くりぃーむソ~ダ

気まぐれな日記だよ。

地図にない場所(4)

2020-04-07 19:52:50 | 「地図にない場所」

「みんな、どこまで行くつもりなんだ?」

 サトルも、みんなからだいぶん遅れて、公園の出入口を駆け抜けました。公園の外に出ると、そこは、サトルのよく知っているはずの町ではなく、おばあちゃんの家に遊びにいった時のような、田舎の風景が広がっていました。けれど、それもさだかではなく、ただなんとなく、似ているような気がするのでした。

「――みんな、どこいっちゃったんだ。どこにもいないようだけど」

 サトルは急に心細くなって、広々とした景色の中を、目を凝らして見渡しました。すると、右手の少し小高くなった坂の上を、サトルと並んで走っていたひげの生えた子供が、いそいで登って行くのが見えました。
(あいつ、どこ行くんだろ)と、サトルは不審に思って、ひげの生えた子供の後を追いかけて行きました。
 坂を登りきると、学校のグラウンドよりもはるかに大きな公園がありました。どのくらい大きいのかは、ただもうはるかに広いというだけで、サトルには知るすべもありませんでした。公園には、ひげの生えた子供の姿はありませんでしたが、注意してよく見ると、ずっと奥まった所で、かすかに砂ぼこりが上がっているのが見えました。耳をすませると、かすかに笑い声のような音も聞こえてきます。

「見つけたぞ――」

 と、サトルは大急ぎで、坂を下っていきました。
 サトルは、どんどんと加速をつけて公園を走っていきましたが、どんなに速く走っても、ほとんど差が縮まりませんでした。この分では、みんなの所に行き着くまでに、日が暮れてしまうでしょう。そう思っている先から、ゆらゆらと日が傾いていき、空が真っ赤に染まり始めました。

「――いけない、早く追いかけなきゃ」

 サトルが大あわてで走り出すと、なぜか今まで近づけもしなかったみんなが、ずんずんと、すぐそばまで近づいてきました。急いで走りすぎたせいか、前のめりになったサトルの体は、ほとんど宙に浮いていました。

「やった、とうとう追いついたぞ」

 サトルは、またみんなと一緒になると、もとのチームにさっそく戻りました。そして、もとどおりにサッカーボールを追いかけました。
 しかし、サトルが戻ってきていくらもたたないうちに、あたりはすっかり暗くなってしまいました。誰もやめようとは言い出しませんが、とっくに帰らなければならない時間です。サトルも、やっとみんなの仲間に戻ったばかりで、まだぜんぜん遊び足りませんでした。
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よもよも

2020-04-07 06:15:13 | Weblog
いやはや。

なんかだんだん悪化してくんだけどさ、

東京中心の放送とかが多いから、

だと思うんだけどさ??

要請とかってよく聞くけど、

言葉尻だけとらえると

緩い感じだけど、実際は任意と同じで、

半ば無理矢理従わされる感じでしょ。。

だったら指示とか命令とかって言ってくれた方が

なんかすっきりすんだけど。

あとさ、急にエラい人達がマスクし始めたけど

具合も悪くないのにマスクって、

ただでさえ必要な人に行き届いてないのに、

健康な人までマスクし始めたら、

足りなくなるに決まってるよね・・・。

会社もさ、

北海道そんな蔓延してないのに

事務所の人間二つに分けて仕事部屋も別にしろとかって

妙な指示が来て、ポカーン。

って、ちょっと愚痴ってみたXXX
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