ラドゥ・ルプー シューマン クライスレリアーナ 子供の情景 フモレスケ

シューマン:フモレスケ、子供の情景、クライスレリアーナ
ルプー(ラドゥ) |



1. フモレスケ 作品20 単純に-非常に速くて軽く
2. フモレスケ 作品20 いそがしい
3. フモレスケ 作品20 単純に、かつやさしく-間奏曲
4. フモレスケ 作品20 親密に
5. フモレスケ 作品20 非常に活発に-いくらかの壮麗さをもって
6. フモレスケ 作品20 終結に
7. 子供の情景 作品15 第1曲:見知らぬ国より
8. 子供の情景 作品15 第2曲:珍しいお話
9. 子供の情景 作品15 第3曲:鬼ごっこ
10. 子供の情景 作品15 第4曲:おねだり
11. 子供の情景 作品15 第5曲:十分に幸せ
12. 子供の情景 作品15 第6曲:大事件
13. 子供の情景 作品15 第7曲:トロイメライ
14. 子供の情景 作品15 第8曲:炉ばたで
15. 子供の情景 作品15 第9曲:竹馬の騎手
16. 子供の情景 作品15 第10曲:まじめすぎるくらいに
17. 子供の情景 作品15 第11曲:怖がらせ
18. 子供の情景 作品15 第12曲:眠りに入る子供
19. 子供の情景 作品15 第13曲:詩人は語る
20. クライスレリアーナ 作品16 第1曲:激しく動いて

単純にホロヴィッツの子供の情景を通して聞くのが好きになって
フモレスケはこのアルバムで始めて聴く曲ですが
シューマンって本当に恋をして作曲する人なんだろうな
と言うことが伝わってくる曲がとても好きです

そんな恋の曲だからこそ
ラドゥ・ルプーの演奏が合うのでしょうね
激しくクララのことを想い
夜も眠れない私がいる
なんていうシューマンは別に好きでも無いが
恋の音楽にしては激しい表現があるところが
将来起きる病気を予感してるのかもしれません

そんなフモレスクよりは落ち着いて作曲されている子供の情景ですが
間違いなくクララへの憧れから作ったのでしょう
何気に眺めていた女性がシューマンにとっては純粋な女性に見えたのだと想います
たくさん作った曲からこの12曲を選んで子供の情景として出版したらしい

子供の情景とほぼ同時期に作曲されたクライスレリアーナは
ショパンに献呈されたらしい
フモレスクほど嘆いたり悲しんだりしない
まだ堂々としたシューマンがいるということは
まだクララの父に反対されていないからかとおもいきや
しっかり反対されつつもこうした名曲を世に出していたシューマン
誠に精力的に生きたのでしょう

機材をセッティングしてからは
何気に最適なボリュームが見えて来たので
以前聞いて印象に残らなかったアルバムも
微妙に音量を上げると印象が随分変わることが判明したところです

ラドゥ・ルプー

素敵なピアニストです

Kakishima