脊損患者が感じる身体

事故後５年近くたちましたが
同じ四肢麻痺でも以前より随分よくなりました

■首から上しか分からなかったのに今は上腕・肩甲骨・おっぱいの上まで

感覚は戻ってきています
これはまだ薄い感覚です
１０で表すなら３～４なのでかなり優秀だと思います


■指や腕は判断できるので動かすための命令はできますが

実際と同じで動かせるまでの命令が足りないというか
動かす筋肉のエネルギーが足りないような感じです

両足に関しても命令は出せます
太股やフクラハギ？がじわじわ命令にしたがって
筋肉がしまったり延びたりしますが

実際は動きません

■息をおもいっきり吸い込むとケイセイ？が起きます

そのけいせいを深夜意識的に起こして
寝返り代わりの動きにも使えます


■最近見た夢

バイクに乗っててブレーキかけたいのだが
右手の握力が足りない

あ～！


試験受けにいったが
鉛筆は持てるが文字をちゃんと書けない

■最近の目標

そろそろ肘をあげられそうな気がするので
なんとかあげたい

それを伸ばせばパンチ♪



yozame

脊損患者が感じる体感

交通事故で四肢麻痺のわたしですが
自分が感じられる肉体の具合と自分の見る夢は影響してる

■現在脊髄損傷で四肢麻痺ですが本人は日々良くなっていることを感じてます

神経の再生は一日0.3mmと担当医が教えてくれ
とにかく慌てることなくじっくりと・・・

１日 0.3mm
１０日 3mm
１ヶ月 1cm
１年 10cm
５年 50cm

直線ならかなりの距離だが
曲がりくねっていたら・・

見えない世界のことは色々想像できたりします
そんな脊髄損傷の私は神経は身体の中心から徐々に回復してるように感じます

MRIは身体をチーズのように切り刻んで見られるようですが
切れた神経を中心に
波紋というか
波紋のようなシャボン玉

円が拡がるようにして体感を感じられるようになります
ただ自分自身がそこに腕があったり胃があったりあばらがあったりするのを
感じられますが
他人が触って感じるのにはかなり時間がかかるようです


たとえば
わたしの息子がオムツに押されてクチャクチャになってるような
感覚はありますが、触られても一切判りません。


わたしが回復するに当たって最初に気がついたのは
横隔膜が動かせるということに気がついたときですが

それいこう
身体の皮膚より内蔵から感じられるような気がしました
カテーテルが膀胱にいるような感覚です

とにかく
身体の中心から宇宙の誕生のビックバンのごとく
神経が広がってる感覚でした

そのビックバンの最初の到達点はおへそで
へその回りから徐々にへそに向かって感覚が広がったことを
覚えています

以上が病院生活してた頃の感覚です
実際触ってわかるのは首から肩のハジッコ位まででした

■肩から手首にかけては

まず肩から肘にかけて何度も痺れが解放というか
皮がめくれるように広がる感覚が何度も繰り返されます

何度も何度も皮がめくれるようにして
内側から神経が広がってくるような感じ

皮膚をさする感覚が少しわかる頃に
その内側の筋肉が引っ張られたり動かされる感覚のほうが
はっきりわかる状態

■感覚は身体の内側から広がる

自分の感覚を言葉で表現しようと試みましたが
かなり難しいようです

とにかく身体の内部でビックバンが起こってる感じだと思います



yozame