威風堂々

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カリタスカウンセリングの原理109

2020年07月13日 | 第二章 五感と体感
カリタスカウンセリングの原理 109

『生き甲斐の心理学』139頁

「日常生活で愛し愛される経験・感動・喜びがあると、人は円満な人格を自然のうちに、形成していきますが、その愛がないと情緒不安定な暗い人格が形成されやすく自律神経系の病気になりがちです」

とありますが、人間には、希望 が必要です。あらゆる苦難を生き抜くにしても「希望」がその先に見えていないと本当に苦しいわけです。では、希望ってなんでしょうか。

主要分類   希望

あるいは、欲求

・生きてゆくために必要な熱源
・暗い日常の中でも、不幸の最中でも、何か良い将来が待っていると思えること
・愛されているし愛してもいること


目に見えるものに希望を感じたり託す人もいるでしょう。自分の子どもとか、ペットとか。温かい何か。目には見えないものの中に感じる人もいるでしょう。神様の愛。友情の神秘。苦境に陥ったときに手を差し伸べてくれる何か。

若い人たちにとっては、将来の夢かもしれない。挫折した大人にとっては再生への出発点かもしれない。とにかくじわーっと浮かび出てくる明るい何か。それが希望でしょう。病気の人にとっての快方の兆しといったものです。先ずは、『希望』を感じるところからはじめてみましょう。


私達はいつも何らかの「欲求」を胸に秘めています。ご承知のように快楽欲求、快楽原則というものを我々は大事にしています。好きな食べ物がお弁当の中にあったら普通は真っ先にそれから食べるのです。まぁ、希望のない人生は苦痛です。人は快楽を求めて苦痛は避けますよね。その苦痛も将来的希望が見えていると耐え忍ぶことができるかもしれません。


次回は「希望」というものの原型を思い出すために、負の側面と正の側面を考察して参りましょう。







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