アンケート
どの会社でもそうかも知れないが、顧客アンケートというものは一体なんだろうか。
顧客側は不満を書くのが大半なので建設的な意見というのはその結果を読むだけではなかなか生まれないそうである。マイナス評価から次の戦略を考えるわけだから、従業員に無理を強いる事になるのは必定である。「人は褒めて育てよ」という鉄則に反するのでo(^-^)
顧客側は各自の情報を吸い上げられているという意識はあまりないのかも知れない。こんなアンケートというのが流行りだした頃も、今も、事業者側は、部下、従業員の人事評価に活かしているのは間違いないが、初期の頃とはやや活かし方が違ってはいる、らしい。尤も、分析する側の尺度でどうとでもなるのでなんなのだが、初期の頃は上司の意向がかなり入り、評価の偏りは今より大きくなっていく傾向があったと、ある会社で人事を担当している友人は言っていた。
顧客側があまりにも勝手なことをすきに書くので、それを上司が主観的に取り上げる事が多く、客観比較が困難になり、面倒臭ささが分析の際に生じるんだそうだ。このアンケートは今ではもっぱら顧客側の情報を得る事に主眼があり、従業員の勤務評定に利用する重要度は減っているらしい。昔も今も上司が部下を直接評価する事を重要視しているようだ。最も業種間で多少の違いはあるようだが、大体そんなところのようだ。
人事にいる人は大概出世してい行く。というか、出世して行く人が人事畑を経験するといった方がいいのかも知れないが、この人事評価方法は、社会学、心理学、統計学、環境学、人間工学など色んな学問の理論とその臨床現場の具体的事例や経験値から色んな手段、方法が編み出されるようである。
見方を変えると面白くはある。他人を評価する事は楽しい。
しかし、私はいつも人事考課をされる側なので面白いと感じた事はない。しかし、取締役も人事考課はされているので、組織の中ではオーナー以外は皆面白くないはずだが、そこが人間のはかなさで、係長や課長でも「偉くなった」感が出てしまうのも仕方のないところである。
さて、皆さんの会社では如何でしょうか?
