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威風堂々

晴れ晴れと、伸びやかに日々を過ごすために。
「心」と向き合うことで、日々の健康を大切にしましょう!

2017 元旦に思う

2017年01月01日 | 第七章 光と復活体


折角ケーブルテレビを契約しているので、BBCとかCNNとか通訳付きで見たり、そのまま英語で流していたりしている。世界のニューステレビと日本の放送とではかなり視点論点が違うので自分のバランスを取るためにも結構役に立っている。ま、日本の地上波は全く面白みがないってのもあるが、、、。

すると、BBCなんかでは、日本の話題など皆無なのだ。世界の関心とはそんなものなのだ。アジアではやはり中国だ。そして北朝鮮。韓国のこともあまり耳にしない。

私達は視点をもっと広げる必要がある。エリザベス女王は風邪をひいてクリスマスミサと新年ミサは欠席されたようだ。女王陛下もご高齢で大変である。




 日本が世界の中心に躍り出るような時期があったのを若い人たちはご存じだろうか。バブルの頃だ。「パックス・ジャポニカ」とかいう用語が実際に囁かれていた時期があったのだ。ベルリンの壁が壊れる直前当たり。アフガン戦争、EUが結成される頃か。僕は大学生だった。今、自民党の議員でいらっしゃる猪口邦子先生なんかの本で読んだことがある。まだ、インターネットが普及する前のことだ。あの頃から消費税、うさぎ小屋、大型店舗法とか三公社五現業の民間企業化と、さぁ、時には30年前を振り返って見るのも今後の参考になるんじゃないだろうか。

 関西の方では、長崎屋、ニチイ、ダイエーがつぶれた。外国からトイザらスとか参入したが、豊かになったんだろうか?イオンモール、昔のジャスコの一人勝ちであるが、実情は土地を持って専門店を入れてその賃料でイオンももっているんではないだろうか。スーパーとしてのイオンは赤字で、イトーヨーカ堂だって、グループのセブンイレブンでもっていると推察する(違うかも知れないが)。百貨店も電鉄系がかろうじてもっているようだ。そして、地元の商店街は寂れる。ちょっとしたスーパーの横手で露天のたこ焼き屋さんとかが懐かしい。

 AI の本格導入により人的雇用は減る傾向にあるようだ。自動車が自動運転になるのも良いが、タクシー、バスの運転手さんや運送屋の人たちが減ってゆくわけだ。世界中が税金逃れもあって、ブロック化して行くのも当然かも知れない。そう思って世界を眺めると、IS、トランプ、EU離脱、北朝鮮、ロシア、中国、そして日本も、保守化と見做される動きが私にはすんなりと理解できてくる。民主主義である限り、人目を引く言説と何となく幸福感をもたらしてくれそうな主義主張に人々は飛びつくのは自然の理である。それを衆愚政治になぞらえるも、ヒトラーに例えるのも勝手ではあるが、自分を含めて人間皆がもっと懸命、賢明、にならないといけない気がする。『価格価値論』って本がテキストだった岩田規久男先生の経済原論の授業も受けたし、先ほどの猪口邦子先生の授業も受けたが、緒方貞子先生の国際政治の授業も受けた。大学生の時に「漱石の倫理学」という授業も印象に残っている。


 今の17歳の若者が25歳になったとき、2025年を迎える。日本は未曾有の高齢者社会だ。消費税でも上げて、福祉政策を充実させる方向こそ今取るべき指針だと思っている。原発のような多大なコストのかかる事業(東芝に公的資金が注入されるような自体は避けたい)から地に足を付けた、保育、介護事業への真剣な設備投資が望まれると思うのだが、若者よ、どう思う。まだ、読んではいないが、フランシスコ法王の「ラウダート・シ」を早く読もうと思う。






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僕と日本の失われた10年

2016年05月14日 | 第七章 光と復活体
僕と日本の失われた10年

僕はバブルの頃大学生だった。しかも、東京にいたから結構楽しかった。今ではちょっと危険なエジプトやヨーロッパにも一人旅に出かけた。大学は実に面白かった。立派な教授陣に教えて貰っていたと感じている。金を使って遊んだ事ばかりではなく、援助、とか開発教育とか南北問題とかタックスヘイブンとか国語学とか伝統芸能とかテニスとかバイクとか色々と楽しんだと思う。就活も色んな事を学んだ。何せJAPAN AS ナンバーワン、であり、パックスジャポニカ という言葉が乱れ飛んでいた。

私の失われた10年は40代の時にやって来た。鬱病だ。しかし、現在はそれも抜けたようだ。結局「身の丈」にあった成長しかしないのだと悟った。「分相応」の暮らししかできないと知った。ひょっとするとそういうことが認知できるための10年だったのかも知れない。

さて、日本は何か理解したのだろうか?よく、公務員は叩かれるが、今のM自動車やどっかの知事さんやパナマ文書の事など一体なんだこりゃ?って思う。

僕は10年が明けて、「感情」を大切にしようということを理解しつつある。今までは人を恨むなんてしてはならない事だと思っていたし、そう教わってきた。しかし、心は自由だから「こいつ死ねばいい」なんて平気で呟いたりしている。いいのだ。実際にしてはいないし、、、。憎たらしい奴やずるい奴はごまんといるわけで、そんな奴らが僕に何かしてきたらやっつけるのは当然だもの。

僕が得たのは感情を大切にするということだ。だが、決して感情に支配されて感情の赴くままに行動するってわけではない。どうしても「思考」が邪魔?したりブレーキをかけるのでそうはならない。まだまだ甘いのかも。

《無為自然》というか「神に委ねる」というか、そういう10年にこれからはして行きたいと思っている。







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介護19

2016年02月06日 | 第七章 光と復活体


母が入所していたグループホーム。口腔衛生などで歯医者さん。勿論提携した診療所。提携した薬局。提携した診療施設の医師の指導の下、訪問看護など有るわけだ。非常に手厚く看護、診療はして頂いていた。感謝はしている。が、以前から言おうかなと思っていて遂に言わなかったが、

無駄な診療報酬を私達は与えすぎていた、ということだ。

レビ-小体型認知症、便秘症、不整脈、などいくつもの病名が付けられれ、薬が処方され、あーそう言えば、一度電話で、検査をした方が良いとかいってきたときに、看護師さんに「薬出し過ぎちゃいますかぁ」とは言ったことがある。母がいた施設は介護職の方々は充実したプロの方々で本当によくして頂いたが、提携の医療関係は酷かった。悪徳施設ではこんなのはもっと凄いんだとおもう。

日本人よ!医療費を考えた方がよい。国家財政は破綻するぞ。それに、これからの若い人や僕たちは高額医療費となるでしょうね。このままじゃ。
これは医師の倫理観に大きく左右されている。僕は、泌尿器科、循環器科、内科、整形外科、心療内科、と通っているが、確かにCTやレントゲンといった技術に頼るべきなのはわかるのだが、一度取ったレントゲン写真を紹介された大きな病院になぜ持って行けないのか?どうして取り直すのか?また同じレベルのレントゲンを。別の医師はこのレントゲンを持っていきなさいっって言ってくれるのに、、、。いや、医者だけではない。この前息子の参観で、電子黒板やパワーポイントを使った授業を見たが、、、。あれで成績が伸びるとは思えない。ましてやこれから子ども達はiPadなんかを持たされるのだ、、、。チョークと黒板でなぜダメなのか???

医療も教育も福祉も、人間の感や経験。触れあって確かめるってのがなくなって行くんだなぁと感じている。結局、雇用の促進だとか、金儲けだとか、技術革新だとか良いこと尽くめのように聞こえるが、人間性の疎外感だけが巧妙に見えにくい形で進んでいるようだ。あー恐い。





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介護 18

2015年12月22日 | 第七章 光と復活体
介護、復活の光明。

特別養護老人ホームへ母を入所させるべく奮闘努力である。最初もう同居介護が手に負えなくなり、その時点では特養への入所は無理であった。介護度も2~3であり、精神力動は活発だった。そこで探したのはグループホームだった。色々含めると月に20万。母は国民年金だけで貯金も少ししかない。父も国民年金だから月20万の施設は当然私が不足分をまかなう形だ。

5年やってきたが、もう限界だ。

と、ようやく特養から入居審査が始まるとの嬉しい知らせ!うまく行くことを願うばかりだ。

やはり、思考は現実化するようだ。

非課税世帯の父母。ようやく資金援助の負担も、僕は減る。特養に入所できれば一段落だ。次は父親だが、、、。





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青い山脈

2015年12月19日 | 第七章 光と復活体


青い山脈 を見る意義

原節子さんは素晴らしいのですが、その内容の新しいことといったらありません。これは、戦後新しい日本の夜明けを、希望を表現した映画です。

木暮美千代さんが、旧日本婦人を演じ、原節子さんが新日本婦人を演じる枠組みです。この構図も面白いのですが、今後の社会のあり方、男と女のあり方がテーマです。舞台は女学校。

夫婦別姓が「合憲」と判断された日に偶然この映画を見る機会にあいました。
青い山脈が古い映画とは思えない僕は不幸かも知れない。それだけ日本が昔のまんまだと云うことになるからだ。

シンプルに考えて思う。封建的な地域社会とか、会社組織の上下関係とか、結局昔と変わっていない。

青い山脈という映画は日本社会の「文明化」の試金石だと思う。この映画のような未来がある若者達の社会になっているか、どうかの。


また、やっかみや嫉妬という「いじめ」心理の根底にある 人間本来の闇の部分を描いている。

しかし、原節子の圧倒的存在感は群を抜いている。オードリー・ヘップバーンより凄みを感じる。




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