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威風堂々

晴れ晴れと、伸びやかに日々を過ごすために。
「心」と向き合うことで、日々の健康を大切にしましょう!

カリタスカウンセリングの原理29

2012年01月02日 | 防衛機制
『生き甲斐の心理学』より  88頁

 「倫理的に愛すべき年寄りを<何と憎たらしい人>と感じる自分を嫌だなあ、と自己否定」する。これは、悪玉ストレスを増やしてしまう。

 私の場合は、母親ですね。私の思春期からずっとそうです。

 高校選択、大学選択、職業選択と必ず私の人生の岐路には「口を出し続け」た。

 病気とはいえ、大変な負担です。  というように「本音」が言えるかどうか。

 こういう感情を抑圧し続けて、私の精神が衛生的であった例はない。

 入院から、グループホームに入所させる決断、手続き、それはそれは「葛藤」があった。今も面会など本当はしたくない。

 でも、これは「本音」です。常識的には私は冷酷な息子となるのでしょうね。しかし、自分の心の健康を守る為だと思います。

 向田邦子の小説や脚本によくあるパターンで、真面目一徹の父親が突然家庭を捨てて、別の女性と暮らす、という設定がありますが、そのオヤジの心境ですかねぇ。

 罪悪感を感じてる「自分」を肯定する姿勢が、抑圧から解放される方法でしょうねぇ。
 


参考文献:

『生き甲斐の心理学』 植村高雄 著
『人の身体は神の神殿』植村高雄 著





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カリタスカウンセリングの原理28

2011年12月04日 | 防衛機制

抑圧を解放するには、「俺の考えはこうだ!」と開き直って主張する勇気が必要です。

 ・自己開示
 ・自己主張

 夫婦関係、親子関係、友人関係、恋愛関係といった他者との関係性においてとても大切な事です。

 私は、何年か前に,高校時代の同級生と「絶交」をしました。私にとって気に入らない言動を友人はしたわけです。我慢して友だち関係を続けることも選択肢としてはありました。相手のことを思うと、我慢する道もありました。

 自分が我慢までして友だちを続けるのもねぇ、もう、お互いに「おじさん」ですからねぇ。若い頃とは違うので、「自己本位」を貫いて絶縁状を送りました。

 若者達は友だちについてどう考えているのか。人間関係の距離の取り方に悩む若者が多いですねぇ。こればかりは実に難しい。

 はっきり言って、「とろい」「ぐず」「約束を守れない」等、ちょっとはっきり言いすぎましたが、、、こう感じるのは主観だから仕方がない。

 「自分しか変えることは出来ない。他人は変わらない」

 一緒にいて苦痛ならば、それをはっきり伝える勇気は必要。お互いに成長していきますから、関係性、問題性、興味関心が違ってきて当たり前。他人にあわせる必要などないのです。そうは言っても、いつもいつもはっきり言い切ってばかりでは、逆に嫌われてしまうかも。

 心が傷ついて、自分は学ぶもの。傷もつかずに学ぼうとしても無理な相談です。

 最近、私はぶつぶつ、職員室で文句を呟いて、隣の席や、前の席の人からいろんな感想をもらっています。ちょっと変に思われるかも知れませんが、それぐらいのことをしないと、感情の抑圧から自分の心が救われません。ツイッターでも、結構本音で呟いています。そうやって、自分を守る時に他者のことまで思いを致していると意味がない。

 しかし、節度は必要なことは分かっています。

 Egoダイナミックノート、あるいは「日記」にいろいろ書くことが有効なのは言うまでもありませんが、私は、学生時代、友だちと話すことで心を解放していました。

 電車の中、喫茶店。第三者に聞こえるように、わざと話していた。おじさんになって居酒屋でもたまにやっておりますが、、、。

 あー、満員電車で、タブロイド夕刊、スポーツ紙読んでる、「くたびれたおっさん」には絶対なりたくないと、若い時は心に決めていたのに、、、。

 しっかりなっている自分がとっても嫌です。




参考文献:

『生き甲斐の心理学』 植村高雄 著
『人の身体は神の神殿』植村高雄 著
『新潮日本古典集成』シリーズ 新潮社
『日本の歴史』シリーズ 小学館・中央公論社
『日本語の歴史』 平凡社



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カリタスカウンセリングの原理27

2011年09月06日 | 防衛機制

 『生き甲斐の心理学』88頁

 自分の感情で、見たくない「感情」がありますか?

 倫理道徳を普通は身につけますから、

 ・人の悪口を言ってはならない。
 ・ずるいことをしてはならない。
 ・嘘をついてはならない。 等々 「~してはならない」という思考に縛られて、特に感情面で、自分の精神を縛り付けてしまうことがよくあります。

 『心は自由。何を思おうが、想像の世界。』

 心中で、憎たらしい他人を残酷に抹殺してしまっても、仕方がないのではないかな。「汝、姦淫するなかれ」とか、「殺生はならぬ」とか、戒めの概念は多々ありますが、「心で思っても、天罰が下る」と教えられて育ったら、、、。この囚われからの解放は実に困難だし、人によって倫理観の身につけ方は違うし、、、。

 無理矢理押しつけられていたり、自分の考えもなく受け入れていたりすると、、、。

 だから、思春期の「反抗」は必要な精神作用だと思います。

 例えば、私は、「母」を巡って、

 「憎たらしい。早く死ねば良いのに!」  

 何てことを思うんだ、私は実にダメな息子である。

 と感じては、悪玉ストレスを蓄積していきました。

 母を憎む、嫌に思う気持ちを受け入れて、そう感じてしまう自分にOKが出せるようになったのは、最近です。

 若者達との関係でも、感じる事はありますねぇ。ま、40人中1人と気持ちが繋がっている実感があれば、それでよしとすることにしておりますが、、、。


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カリタスカウンセリングの原理26

2011年08月31日 | 防衛機制

 『生き甲斐の心理学』87頁  抑圧

 「喜怒哀楽を意識にあげずに、言語化もせず、無意識の世界に押し込めて冷静さを装っていると、身体症状にまで発展する」ことがあります。

 私もこの経験があります。

 若い思春期には、母に対して私はよく反抗していましたねぇ。母も負けていませんでしたから、力と力の対決もありました。

 母は、「勉強しろ」「遊びに行くな」とよく言いましたから、、、。

 いま、自分も親になって子どもに同じようなことを言っておりますが、、、。
 8歳から20代の前半まで、「発達心理学」的には

 技能や忠誠心といったアイデンティティーの確立期。良い方にでると、

 「勤勉性」「主体性」が確立できますが、悪く作用すると、

 「罪悪感」「劣等感」ばかりが自分を襲い、反社会的行動に出るケースもある。ちょっと、深夜徘徊、ちょっと煙草、飲酒、ギャンブル、ケンカ、バイク等々、多少負の部分を囓るのも人生経験ですが、親への反抗程度でおさめておくのが無難かなぁ。

 私も、高校2年生の時に喫煙が母親に見つかった事があります。

 「他人様の前ではすいなさんな。」と叱られた記憶があります。何とも温かいお言葉です。


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カリタスカウンセリングの原理25

2011年08月29日 | 防衛機制


 囚われからの解放

 誕生から死ぬまで過去に囚われることなく、将来の自分を不安に囚われることなく、今日の自分を自由に自然に伸び伸びと、自己実現目指して生き抜きたい物であると、

 『生き甲斐の心理学』87頁にはある。

 自己開示が何らかの成育史上の都合で上手くできない人がいるのも事実。フロイトの言う『防衛機制』を学んでおくと、主体性を身につけたり、自己開示をしたり、現実吟実力をつけていくのに大いに役立つ。

 「他人から非難されたり、嘲笑されることを恐れて、意識してかはたまた無意識にか、自分の中に湧き起こる感情に蓋をしてしまったり、自己主張を我慢したりする」

 これを、『抑圧』といいます。





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