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吉ヶ平ブログ

人に感謝自然に感謝・人を愛し自然を愛し・人に育てられ自然を育てる

只見の方々と八十里~最終回

2013-07-05 19:57:16 | 八十里越え


あれほど疲れたのに一晩寝たら・・・全身筋肉痛です、腰が伸びない足が動かない

夕べご厄介になりました「ビストロ叶屋」さんで朝食です

新潟まで仕入れに行くそうです



朝からゴージャスです、疲れた身体に野菜スープがやさしいです

こちらのマスターは都会からこちらにやってきました

誰よりもこの地を愛してそして289号線の早期開通を願っています



夢の里山の生活そして愛犬を飼うこと、友人から紹介されて「甲斐犬」を飼うことになりました主人には忠実ですが

けして人にはなれません、その愛犬が病気になり動物病院へ・・・二時間以上離れています

体調がかんばしくないので其の日は病院へ置いて帰ったそうです・・・その夜に亡くなってしまったそうです

愛犬は主人に見放されたと思ったのか・・・そんな悲しい思いをされてこの地を離れようかと思ったそうです

早く289号が開通したら・・・其のときはまた飼いたいと思っているそうです






叶津番所御当主様です、このたびは一緒に歩いていただきありがとうございました

「御当主」も一緒に歩いていいですかと、前線走破このたび初めてだそうです

お会いする前は白髪で顎鬚が長くて杖を持っているそして「いまどきの若者には負けんぞ」・・・なんてね

違いました、気さくでやさしい御当主様です、日本山岳会会員で最近は八十里古道の研究をされています

この家で育ったそんなオーラが出ています



こずえさんいまた会う約束をして番所を後にしました



帰りは伊藤精肉店で味付けマトンを買ってヴィチェーンで花泉を購入、楽しい旅も終わりです

さてしばらく八十里のことは忘れましょう、しばらく歩くのは・・・・


でもね7/7は八十里の草刈なんです・・・しびれます

参加したい方は7/6の夜吉ヶ平で待っています早朝出発ですアシスト大歓迎です~



只見の方々と八十里~15

2013-07-04 21:56:53 | 八十里越え


16:30最後の高捲きを行い後は~楽勝だ~(足は相当痛くなっているが)

昨年の秋にこの道を下っているときなんども「化け物谷地」はどこなのか

地図に載っているわけですが自分がどこにいるのか良くわからず谷地、谷地と頭の中で呪文のように唱えて

結局ここという場所がわからずゴールしたのである・・・

このたびは只見のスペシャリストが同行しているので「どこ?どこ?」と「もう少し先もう少し」と

左側の向こうに谷地が広がっているそうです、道からは全然見えません。



道幅も広くもうすぐゴールですがここで事件が・・・つづら折れの道をショートカット!

一気に下り始めました、足が痛くて踏ん張りが利きません、目の前のモリガメさんが右に行かない・・・

左に行って3mほどゴロゴロ~普通でしたら大怪我ですがモリガメさんの背中には甲羅が・・・毛が無くてよかったね



国道289号線が見えました~いや~ようやく到着です、で、ここでまた事件が・・・迎えのドライバーがいません・・・

呼べど叫べど・・・待つこと20分我々を迎えに八十里へ・・・我々はショートカット・・・合いませんでした



今日のお宿に到着です~叶津番所です、なんども来ていますが泊まれるなんて、只見の方のおもてなし最高です

11時間半歩いてきた疲れをお風呂で流しましょう



親睦会は番所の前にありますフレンチレストラン「叶屋」さんです

ここから参加の目黒さんは只見の若者のために合コンを企画しています

八十里の歴史を語っていただきました

(三条市生涯学習課の皆さん3人もここから参加、レディお二人はすぐに企画の会員になったとか・・・)




Mr八十里酒井さんに「只見に着いたらフレンチだよ~」と励まされ

でも今日はみんな疲れているので野菜多目のイタリアンですと、オーナーシェフ

若干約一名歩きながら朦朧として「フレンチ・・・○○ちゃん~・・・ビール」と何度繰り返したか



あれだけ苦しかったことが嘘のようにビールと以前お世話になったガイドの和子さんからいただいた

花泉にごり酒をじゃんじゃん飲んで~



Mr八十里から世界で5個しかない走破記念品をいただいております



これさえもっていれば葎谷番所、叶津番所もフリーパスです、関所破りもしなくてもすみます、家宝にいたします~



二次会は番所に戻って囲炉裏を囲んで昔の旅人気分で~



疲れきった足の裏をマッサージしていただいています、キィ~効くんだなこれが



ほとんどみんな意識がないですね・・・ではではおやすみなさい~



只見の夜は静かにふけてゆきました・・・・・





只見の方々と八十里~14

2013-07-02 20:14:05 | 八十里越え


中途はんぱに雪が解けていると非常に危険です


山登りのスペシャリスト「ゴムダム角田さん」が安全に通れるようにしてくれます

普段はダムや送電線の保守管理をやられているそうです、ゴムダム始めて聞く言葉ですよね検索してください~



氷河が流れる沢のようです、結構寒いです冬~、越後の参加者、私、トンベ、モリガメのポンコツ三人組は

足が痛くて遅れ気味にしんがりを角田さんに勤めていただき・・・迷惑掛けています



20分も歩くと春です道端には水芭蕉が咲き誇っています



よく見ると油が浮いています、石油が出ているみたいです



水準点です、全国の主な国道又は主要地方道に沿った約2kmごとに設置してあるそうです

戦後この道をJHQが調査したという記録が残っているそうです



雪も少なくなりアップダウンがきついですが、もう少しで旅も終わりそうです15:50



終盤で最大の難所でしょうか名香沢、踏み跡も無く滑って落ちそうである



表面がツルツルに凍っていて歩きづらい



落っこちたらウォータースライダーよろしく奈落の底までまっしぐらである、本当に怖い

ここも無事に越えて16:40、あと一時間も歩けばゴールかな

只見の方々と八十里~13

2013-07-01 21:36:38 | 八十里越え


14:00木の根峠到着です、このペースで行くと17:00には大麻平につくかもしれない



会津に入りました、右側で一段高くなって平らなところが木の根茶屋です

この茶屋は昭和七年まで営業していました、主は春の再開に来ましたが吹雪でどうにもならず吉ヶ平へ帰る途中

関谷のつんねで亡くなりました



9月のときは草が茂っていて道跡がわかりませんでしたが新道と平行して古道が見えます

次回はここを歩いてみますか



先頭は何度もここを歩いているMr八十里こと酒井さんですが雪が多すぎて道に迷いそうになると、さすがはベテラン

です「越後の人が心配するからオタオタするな」と言いながら何度か道を間違えて皆を笑わせてくれました。



目印の木も埋まっているのでどこを歩いているのかわからなくなるときが多かったです



ブナ林は歩きやすく少しくらい道が違っていても気がつきませんが明和山岳会の角田さんがときよりGPSで確認しながら

方向を修正してくれます



大きな沢です雪が解け始めていて危険なところが多いです、この頃になると疲労もピークです



細かなことは考えずひたすら体を動かすだけです、危険と背中合わせです



右手に見えるのが松ヶ崎です、14:50頃到着してガッチリ休んで下りにそなえましたが・・・

いきなりこの斜面です、ここではザイルを張り慎重に通過いたしました、高所が苦手な私はみんなが渡る写真も

撮れず緊張していました

さて難所は越えました後はひたすら下るだけです

只見の方々と八十里~12

2013-06-29 19:25:01 | 八十里越え


さくさくと降りてまいりました、田代のブナ林です、枯れていますが堂々としていますね



みるみるうちにガスがかかってきて幻想的な感じです



こんなところで一人になったら泣きそうです・・・



雪が多くて田代湿原の入口もわかりませんでした、時間があったら寄るかそんな会話があったかどうか

たぶん行っても真っ白ですね



林道の終点らしきところを過ぎてそろそろ木の根峠に行く分岐点・・・

なんと埋まっていました、確か1mくらいはあったような・・・あやうく見逃すところでした



ここから先が昨年苦しめられた区間です、雪が助けてくれるのか



上の林から降りてきたのですが左の方へ道が付いています、我々はショートカットしたような形です

滑り落ちたと言ってもいいような感じです



雪の合間から水芭蕉が出ています、ここらへんは群生地ですね



向こうに見える山の手前を左に入ったところが木の根峠です、なんか楽勝ムードですか



結局本来の道かどうかわからないような所を上がったり下がったり、藪漕ぎないだけ楽ですか



江戸時代に組まれた石組みですたぶん上には橋が架かっていたはずです、気が付かないと通り過ぎてしまいますが

歴史の上を歩いている再認識いたしました