吉ヶ平ブログ

人に感謝自然に感謝・人を愛し自然を愛し・人に育てられ自然を育てる

八十里越え走破~13

2012-09-30 22:07:35 | 八十里越え


林の中を抜けると視界がパッと開けます田代平湿原です

田代とは田んぼを意味する言葉のようです

景色はいいのですが時期が悪いのかパサパサした草原のようです



黒姫、守門が見えます、三条市から魚沼市になりました

景色が変わり新たな土地に来たな、そんな感覚です



山の中腹に先ほど通った道が見えます

手前の木はミヤマカワラハンノキでしょうかこれがドンドン湿地に攻めてきているみたいです



振り返った景色です。

田代平は30ヘクタール程だそうです、少し狭くなったいるんでしょうね



大昔に山が崩壊して平ができたといわれます、高清水沢もいずれそうなるんでしょうか

田代と言う地名は全国に沢山あります、間違いなくみな美しいところです



古びた木道です、本来はしてはいけないのですが少し外れて歩きましたがぜんぜんぬかりません

木道が無かったころはカンジキを履いて歩いたそうです

雪が消えた春先にまたきてみたいですね



林が攻めてきています、湿原はいつかは無くなる運命なんですね



真っ直ぐ行くと破間川に木道は左に90度曲がっています



景色に見とれているんでしょうかそれとも岩魚の呼ぶ声が聞こえたのか

昔のCMでウォークマンを聞く猿がいましたが・・・失礼しました



歩きやすいところはどうしても早歩きになります



プロカメラマンにカメラを向けるのも少し度胸がいりますね、余裕の笑顔が素敵です



15分ほど寄り道をしましたが、凄く長い時間ここにいたような感じがしました

素敵な景色でした


八十里越え走破~12

2012-09-28 22:39:00 | 八十里越え


破間川がどこに流れているんだとのご指摘をいただき・・・いかがでしょうか

奥の守門岳から流れ出てきます、ここが源流域です守門の峰が分水嶺となっています。



小松横手を出てから5分ほどで田代平が見えてきました、中央の緑の一筋がそうです

その先の右側低くなったところがこれから行く木の根峠です



ここからは下りだけでピッチが上がりそうですが

やはり崩れています・・・



大きな崩れも無く沢越えも少なく快適です



草刈がされてないのか草薮で荒れたところもあります



田代平のブナ林です、山一つブナだらけです、ここらあたりの林は若いのか下草が多いです



ようやく到着です、このまま真っ直ぐ行くと五味沢林道です、湿原は右に曲がります



朽ち果てそうな標識ですが下田村の文字がハッキリ見えます、なんか嬉しいですね



馬鹿でかい水芭蕉のお出迎えです、この先の時間を考えると寄らずに真っ直ぐ行けばよいのですが調査ですから

これから湿原の観察です


田代平到着9:35分小松横手からここまでは予定どうりですが70分の遅れは・・・

八十里越え走破~11

2012-09-27 22:40:59 | 八十里越え


鞍掛峠を後にして木漏れ日降り注ぐブナ林~いいですねこれからはいい道ですからオンタイムで行けますね



と、思ってまもなく・・・・表層崩壊ですか小規模ですから少し高捲きして、先が不安・・・



でもね良い道もあるんですこのまま小松横手まで~



あかんです沢の幅が広くなり落差がきついです、命綱になるトラロープもありません・・・



何かのときと思ってもってきたザイルが役に立ちました



沢という沢が大変です、時間だけがどんどん過ぎてゆきます



ようやく景色が良くなってきました、左の尖がりが守門の袴です右に目を移すと烏帽子、刀掛けが見えます



鞍掛山の稜線です、下では花の写真を撮っていますがその下の岩場は街道開削の時掘られた鑿の跡が残っています

(撮り忘れました・・・)



守門隣の黒姫山全貌です下田側からは見られない景色です、下には破間川が流れています耳を澄ますと素敵な音が聞こえます



ようやく小松横手に到着です、松が素敵です

ここで河井継継之助が辞世の句読んだのでしょうか



鞍掛からここまで30分ほどですが結局1時間かかりました

小松横手9:06出発 TOTAL70分遅れ



八十里越え走破~10

2012-09-26 23:38:42 | 八十里越え


二日目殿様清水出発です、朝露で重くなった足とずっしり重くなったリュックの

二重苦です。

食べた食料の分軽くなったはずですが、テント、着替えとも水分をガッチリ含み

昨日より重くなったリュック・・・苦痛です。



そんな苦痛の中相変わらず道は険しいです、通常ですと鞍掛まで40分程で着きますが



この草丈です、7月の末に刈ったばかりの草がこんなに・・踏み跡もわかりません



7月の写真です、このときは雪があって歩きやすかったんですね、景色が違うわけだ



刀掛けも遠くになってきました、歩いてきた道です。

え、どこを歩いてきたっけ?

こんな感じの歩きです遅々として進みません。(このブログのように)



遠くに新潟平野が見えています、実際はネクストやトキメッセが見えています

担がれてここを越えた継之助の時代にはどうみえたのでしょうかね



もうすぐですきつい登りが続きます



鞍掛け越えが目前です



ようやく着きました、8:00になりました全身から汗が吹き出してきます



先ほどの新潟平野の写真と比べてください、移動したのがわかりますよね

単焦点レンズで撮ってますので(望遠などのズームがない)



ここは長岡藩の山本帯刀が殿軍を勤めた場所として有名だ

ここで河井継之助と山本帯刀が言葉を交わしたのか、そして辞世の句を読んだのか

それは後日語るとして・・・今日は眠いので・・・・

ちなみにこのブログはオンタイムで書いているので遅く帰ってきた日は辛い・・・




休憩をとっていざ出発と・・・・進む先が明るいはずなのだが・・・・この先の悲惨さを思わせる

かのように情景が暗く見えたのは私だけだったのか・・・

鞍掛峠8:12出発 予定より20分遅れ

(あとで書きますが待っている人がいるので言い訳をかねて遅れ時間を表記します)






八十里越え走破~9

2012-09-25 23:22:03 | 八十里越え


暗闇がどんどん迫ってきています、刀掛けシルエットが妖しいです



夜空には雲ひとつありません、満点の星の中で飲むお酒は旨いです



遠くで獣の声がします、襲われてもいやなので焚き火をすることにしました

男らしい人は着替えもパイナップルの缶詰もおいてきました、洋服を乾かしましょう



うひょひょ~たまにはこんないたずらを



テントの中です、ここに三人寝ます。

山に泊まった人でこんな話があります、暑くてテントから顔を出して寝ていたらクマに顔をなめられたと

怖い話です、そんなことがないように・・・



20:00には就寝しましたが、なにやらいびきがうるさいです。

一人はテントから出て行って焚き火を楽しんでいたそうです

私は前日の睡眠不足と疲れで爆睡でしたがあまりのいびきのうるささで・・・

ようやく寝たと思ったら風が吹き始め雨が降ってきました

次に起きたのは3:00でした相変わらず凄いいびきです

とても我慢できず4:30にはみんなを起こして出発の準備です

一晩中クマと一緒に寝たようでした・・・顔をなめられたほうがましだったか・・・・



今日も快晴です、楽しい一日になりますように



みるみるうちに朝日が昇って美しく照らしてくれます



乾いたかな~美しい朝の景色にはあいませんね



宿営地のとなりにも可憐な花が咲いていました、本当に綺麗ですが・・・危険です

そうトリカブトの花です・・・天ぷらにしていたら今頃この世にはいません、くわばらくわばら


なんだかんだでゆっくりしすぎて出発は6:45になりました