吉ヶ平ブログ

人に感謝自然に感謝・人を愛し自然を愛し・人に育てられ自然を育てる

裏八十里に魅せられて・9

2017-06-30 20:50:55 | 裏八十里
5月28日

体力の回復には睡眠が絶対ですが雨と風で・・・
寝ていられないので暗いうちから撤収ですが
雨に打たれながらなかなか準備がすすみません
焚き火で乾かした衣服はグッショリ
どうせ濡れるから乾かしても無駄と言われた靴下
最後の最後まで発見できず見つけたときは
道の端に轢かれたネコのように泥まみれペッシャンコ・・・
早く家に帰りたい



赤崩沢を登って新山峠を目指します
テント場からいきなり沢を渡ります、冷たい冷たい
冷たい足で雪の上を・・・履物はスパイク足袋です・・・冷たさが凍みる
しばらく歩くとルートは対岸だね・・・また沢に入ります・・・
しばらく歩くと雪の斜面でトラバースできない・・・
また戻って沢を横切る・・・泣きそう・・・



腰が引けます・・・ここで一人くらい流される・・・そんなことはないです



冗談もでません、決死の行軍です



オイオイそこ行くの??本当に帰れるのかな・・・
2mほど上に道の跡がうっすら見えますね



ようやく沢とおさらばですこの滝を上がれば楽になる?
それにしてもこのルート解読不可能です・・・






裏八十里に魅せられて・8

2017-06-28 22:49:51 | 裏八十里
当初の予報は天気が良いそんな週末でしたが・・・
朝の出発も雨で2時間遅れました、夕飯時はなんとか降らずに・・・
寝てしばらくは静かでしたがしばらくして風が強くなり雨が降り出しました
疲労で起きることもないと・・・
ツェルトがバタついています・・・
凄い音がしています・・・
外に出る力がありません・・・
寝なおして・・・
そのうち静まるだろうと
さらにうるさくなってきました
0:30です・・・
寝袋の足元が冷たくなってきました・・・
次は肩口が冷たい
風はやみません
そのうち朝になるだろうと寝ようとしましが・・・
結局眠れずにまんじりと
意を決して外に出ると
なんとテントカバーが無い・・・
テントの中はビッショリです
髭のオヤジは顔に水がかかると怒っています
着替えなど片付けないで寝たのですべてが・・・
まいった・・・


本当に家に帰りたくなりました、泣きそうです
泣きそうなことはこれから続きます・・・



雨宿り












裏八十里に魅せられて・7

2017-06-27 22:46:52 | 裏八十里

16:20

赤崩テント場に着きました、もうヘロヘロです
岩魚を釣りに行く人、テントを張る人、山菜の下ごしらえをする人、火を熾す人
一日歩ききって憩いのひと時です



無事たどりついてよかったです
水が冷たく流れがきつく名人が捕りに行って岩魚1匹でした
ヤチアザミとお味噌汁にしました(旨かった)



コシアブラのおひたし・天ぷらを沢山いただきました



料理長は埼玉のT氏、ウドのベーコン炒めは絶品です
それ以上に油に道具に持ってきていただき感謝です



疲れとアルコールでどんな会話をしていたのか・・・
売れない漫才コンビです



最盛期には4~5軒のゼンマイ小屋があったそうです
我々が歩いてきたのと同じ道を一家であったり親戚一同で応援にきていたそうです
只見の人たちはすごいです

空気が冷たく少し風も出てきました
暗くなる前に就寝しました

この後恐ろしいことになろうとは・・・・・・

裏八十里に魅せられて・6

2017-06-26 11:03:44 | 裏八十里

13:15

沢に向かって下ります
痩せ尾根を下ります
ここから先はカメラを出している場合ではない
とても鉱山道・・・ぜんまい道・・・ありえない
違う所を歩いている、藪を転げるように降りています



長い30分でした、ようやく赤崩沢に着きました
まだ雪が残っています



この沢を下れば今日のテント場です



簡単には下らしてくれません


14:10

雪しろの冷たい水と雪の上どちらも冷たいですね
まあそんな感覚も薄らいできていますが











裏八十里に魅せられて・5

2017-06-25 12:03:52 | 裏八十里

11:40

笠ノ沢を登ること2時間近く・・・疲れたのか写真がない
カメラを構えるたびに遅れてゆく、取り戻すために歩を進める
この繰り替えしに疲れたか
峠に行くには右岸に入り込まないと駄目である
唯一の目印は枝沢なのだが・・・そんな雰囲気が続く
最後は上がって見るしかない
いくつか試しては降り・・・
ガラス瓶発見!!
キリンビール・・・透明・・・いつの頃製造かな??
誰かが目印に置いたのか、そっと返しておきました



赤崩峠はすぐだぞ~
いつもそうであるが歩きやすいブナ林は迷う・・・
どこもかしこも道に見えてしまう

40年前の鉈目が行く先を伝えてくれる
自然を守る人間としては酷いことをするなと思うが
こんなときばかりは感謝である


12:20

ようやく峠が見えてきた、目指す鞍部はすぐそこだが・・・ここからが長い



トンちゃんが遅れている・・・腰が痛いのか・・


12:55

30分以上の直登でした、疲れました
沢からは250m・1時間少しかかりました
腹ごしらえをしてあとは下るだけ