シニア花井の韓国余話

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進歩党、またもハードディスクを持ち去る

2012年05月24日 14時04分15秒 | Weblog
韓国大手紙・ 朝鮮日報12年5月22日記事抜粋
検察が党本部など家宅捜索、党員らが体を張って阻止
サーバー管理業者からハードディスクを回収、内容を削除
 野党・統合進歩党(進歩党)の比例代表候補予備選をめぐる不正疑惑について、検察が5月21日に家宅捜索を行ったが、投開票に関する資料が含まれたハードディスクの確保をめぐり、同党側が体を張って阻止したため、深夜までもみ合いを繰り広げる事態となった。
 ソウル中央地検公安1部(イ・サンホ部長)はこの日午前8時、ソウル市銅雀区大方洞の党本部や、党員名簿のサーバーを管理する同市衿川区加山洞の「スマイルサーブ」社の事務室2カ所、比例代表候補のオンライン投票を管理する同市冠岳区奉天洞の「エックスインターネット」の計4カ所に対し、同時に家宅捜索を行った。
 ところが、進歩党の姜基甲(カン・ギガプ)革新非常対策委員長や、先月の国会議員総選挙で当選したキム・ジェヨン、呉秉潤(オ・ビョンユン)、イ・サンギュ、パク・ウォンソク、金霽南(キム・ジェナム)の各氏はこの日、党本部やスマイルサーブ社の事務室で、検察による家宅捜索に対し体を張って阻止した。検察はこの日夜、16時間にわたる対峙(たいじ)の末、同党の議員たちを引きずり出し、党員名簿などが入っていると推定されるハードディスクを確保した。検察がこのハードディスクから、同党の党員名簿や投開票の記録などを見つけた場合、同党の予備選をめぐる不正疑惑に対する捜査は急速に進展するとみられる。
 だが検察はエックスインターネット社に対する家宅捜索の際、比例代表候補の予備選での投開票記録などが含まれたハードディスクが新しいものに交換され、サーバーの記録が全て削除されていたことを確認した。同社の関係者は検察に対し「進歩党から資料を引き渡すよう求められたため、引き渡した」と供述したという。
 検察は、5月18日まで進歩党の事務局を掌握していた、京畿東部連合を中心とする旧主流派が、不正選挙の証拠を隠滅するためサーバーの記録を削除したものとみて、経緯について捜査を行っている。同党の前身である民主労働党(民労党)は2010年、公務員らが党費を納めていた事件が発覚した際にも、党員の情報が含まれたスマイルサーブ社のハードディスクを持ち去った。当時、同党の事務局長だった呉秉潤氏(現・進歩党党員非常対策委員会委員長)は証拠隠滅容疑で起訴された。
 一方、進歩党本部では、新旧の主流派が一団となって検察の立ち入りを阻止し、捜査員たちが一時孤立する事態となった。検察は消防署の救急隊を動員して事務室への進入を図ったが、一部の党職員は「(12階建ての)建物から飛び降りる」と脅した。
姜委員長は「政党の心臓(党員名簿)を守り抜く」と主張し、呉委員長も「党を死守するため、全党員が力を合わせるべきだ」と訴えた。
(投稿者注)
法治国家では見られない「仁義なき戦い」のようだ。




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