シニア花井の韓国余話

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構造調整対象の中小企業 過去最大

2012年09月06日 12時12分12秒 | Weblog
【ソウル聯合ニュース】12.9.4
世界的な不況による財務状況悪化で、過去最大規模の中小企業が構造調整対象に挙がった。
 韓国の金融業界によると、銀行圏は今年の信用リスク細部評価対象に中小企業1355社(暫定値)を選定して金融当局の金融監督院に報告した。
 信用リスク細部評価は50億~500億ウォン(約3億5000万~30億5000万円)の資金を借りた中小企業のうち、財務状況の悪い会社を選別して構造調整の実施有無を定める制度。
 細部評価対象に挙がった中小企業は2010年の1290社から昨年は1129社に12.5%減少したが、今年に入り再び20.0%増加した。評価が定例化した2009年以来、最大となる。
 銀行圏は10月末までに細部評価を終え、これらの中小企業をA~D等級に分類する。C等級はワークアウト(財務構造改善)、D等級は法廷管理となる。金融監督院関係者は「今年は例年よりC、D等級の会社が大幅に増えるとみられる」と話した。
 金融情報会社のナイス信用評価情報によると、運送業、不動産業、総合建設業の営業利益率は昨年の中小企業の平均値(4.5%)をはるかに下回った。
 国内景気に連動する電子部品製造業、住宅売買需要と関連した家具製造業の営業利益率も平均値を下回った。
 資金繰りが悪化した中小企業の割合は昨年12月28.0%から今年7月30.2%に増えた。中小企業の貸付延滞率は同期間に1.34%から1.76%に上昇した。
 一方、中小企業の資金繰りが悪化したことを受け、当局は保証料を下げるなど資金支援の追加案を講じる。






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