ロッテ長男、読売がインタビュー
「日本は長男、韓国は次男」が父の意向
辛東主(シン・ドンジュ)元ロッテホールディングス副社長=日本名・重光宏之=は8月17日、東京都内での株主総会に出席後、読売新聞とのインタビューに応じ、「さまざまな問題で申し訳ないが、私は誤っていない」「日本は私が、韓国は弟が経営しろというのが父の意向だ」などと主張した。
辛東主氏は、弟の辛東彬(シン・ドンビン)ロッテグループ会長=同・重光昭夫=のワントップ体制に対抗し、長期戦で臨む考えを鮮明にした格好だ。
辛東主氏は「父は社員や取引先を大切にしてきた。父の考えを受け継ぎ、正しいと思うことを続けていく」と述べた。また、「日本事業の現場を長年見守ってきた自分がキーを握ることで、望ましい結果が出る。父が私に韓日両方の事業を統括しろと言ったことがないわけではない」とも語った。
17日の株主総会で、社外取締役制度の導入などが決議されたことについて、辛東主氏は「私は2件の議案に賛成しなかった。現在の経営陣を追認することがガバナンス(企業統治)の向上につながるとは思えない」と主張した。
辛東主氏は「父の辛格浩(シン・ギョクホ)ロッテグループ名誉会長=同・重光武雄=の委任状を持って株主総会に出席し、父も2つの議案に賛成しなかった」と述べた。辛東主氏が保有するロッテホールディングスの株式は2%未満とされる。辛東主氏は「私は株主の権利を持っている。(今後経営陣の交代に向け)株主総会の招集を求めることも考えていきたい」とした。
ただ、辛東主氏は「対話の扉はいつでも開かれており、弟と戦おうとは思わない」と妥協の余地も示唆した。
東京=キム・スヘ特派員
韓国大手新聞 朝鮮日報15年8月19日記事抜粋
「日本は長男、韓国は次男」が父の意向
辛東主(シン・ドンジュ)元ロッテホールディングス副社長=日本名・重光宏之=は8月17日、東京都内での株主総会に出席後、読売新聞とのインタビューに応じ、「さまざまな問題で申し訳ないが、私は誤っていない」「日本は私が、韓国は弟が経営しろというのが父の意向だ」などと主張した。
辛東主氏は、弟の辛東彬(シン・ドンビン)ロッテグループ会長=同・重光昭夫=のワントップ体制に対抗し、長期戦で臨む考えを鮮明にした格好だ。
辛東主氏は「父は社員や取引先を大切にしてきた。父の考えを受け継ぎ、正しいと思うことを続けていく」と述べた。また、「日本事業の現場を長年見守ってきた自分がキーを握ることで、望ましい結果が出る。父が私に韓日両方の事業を統括しろと言ったことがないわけではない」とも語った。
17日の株主総会で、社外取締役制度の導入などが決議されたことについて、辛東主氏は「私は2件の議案に賛成しなかった。現在の経営陣を追認することがガバナンス(企業統治)の向上につながるとは思えない」と主張した。
辛東主氏は「父の辛格浩(シン・ギョクホ)ロッテグループ名誉会長=同・重光武雄=の委任状を持って株主総会に出席し、父も2つの議案に賛成しなかった」と述べた。辛東主氏が保有するロッテホールディングスの株式は2%未満とされる。辛東主氏は「私は株主の権利を持っている。(今後経営陣の交代に向け)株主総会の招集を求めることも考えていきたい」とした。
ただ、辛東主氏は「対話の扉はいつでも開かれており、弟と戦おうとは思わない」と妥協の余地も示唆した。
東京=キム・スヘ特派員
韓国大手新聞 朝鮮日報15年8月19日記事抜粋