シニア花井の韓国余話

韓国交流50年の会社経営を引退しソウル定住の日本人が写真とともに韓国の案内をします。

北朝鮮の画家、ジャスミン革命を機に韓国に亡命

2011年10月24日 19時04分15秒 | Weblog
(韓国大手新聞、朝鮮日報 11.10.18記事抜粋)外貨稼ぎのため北朝鮮がエジプトに派遣、中東民主化運動で目覚める
 北朝鮮が、外貨稼ぎのためにエジプトに派遣していた画家のA氏(38)が、今年初めに中東で起きた「ジャスミン革命」(チュニジアの民主化運動)をきっかけに、在エジプト韓国大使館に亡命を求めていたことが10月17日までに分かった。
 韓国政府の消息筋によると、北朝鮮がエジプトに派遣していた平壌出身の画家A氏は今年8月、カイロの韓国大使館に亡命を求め、現在は韓国入りして関係機関の保護を受けているという。
 平壌で美術を専攻したA氏は、2006年にエジプトに派遣され、エジプトの高官たちの自宅や高級マンションなどの室内装飾を手掛けて外貨を稼ぎ、北朝鮮に送金していたという。08年に北朝鮮当局から平壌に戻るよう指示されたが、これに従わず、エジプトに潜伏していた。
 A氏はエジプトにある北朝鮮大使館の監視を逃れるため、エジプト人女性と同居し、インテリア装飾の技術を生かして収入を得ながら3年間暮らしていたという。
 A氏が韓国行きを決心したのは、今年初めにチュニジアで発生し、エジプトにも飛び火した「ジャスミン革命」に影響されたためとされる。30年にわたり独裁体制を続けていたムバラク政権が、市民革命によって崩壊する様子を目の当たりにし、北朝鮮の体制の不条理を切実に感じたわけだ。A氏は2カ月前に身辺を整理して在エジプト韓国大使館を訪れ、約1カ月にわたり事情聴取を受けた。韓国政府の消息筋は「A氏は韓国生活に適応しているが、自分が亡命した事実が知れ渡れば北朝鮮に残された家族が不利益を被る可能性があるため、心配している」と語った。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。