シニア花井の韓国余話

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【社説】輸入車急増で割を食う韓国車ユーザー   

2013年08月21日 23時26分22秒 | Weblog
  韓国大手新聞 朝鮮日報13年8月20日記事抜粋
 損害保険各社が輸入車の事故修理費として支払った保険金が、2011年の5224億ウォン(現在のレートで約457億円、以下同じ)から2012年には6541億ウォン(約572億円)となり、1年で25%増えた。一方で韓国車に支払われた保険金は、同じ期間に2兆8978億ウォン(約2536億円)から2兆9673億ウォン(約2597億円)と1.9%しか増えていなかった。12年の時点で、韓国国内の輸入車の数は自動車総数1300万台の6%に当たる77万台。ところが自動車保険金に占める輸入車の保険金の割合は18.1%だ。
 12年中に輸入車・韓国車に支払われた保険金を合わせると、計3兆6164億ウォン(約3165億円)になる。輸入車の割合は自動車総数の6%なのだから、支払われた保険金も全体の6%、2169億ウォン(約190億円)になるべきだ。しかし実際には6541億ウォン支払われていた。韓国車のユーザーが払った保険料から、1年で4327億ウォン(約379億円)が輸入車の修理に流れたことになる。
 輸入車の修理費は1件につき平均292万ウォン(約25万6000円)で、韓国車の平均修理費88万ウォン(約7万7000円)に比べ3倍以上になる。韓国車のドライバーと輸入車のドライバーの過失が5対5で同じだとしても、韓国車のドライバーは、修理費の高い輸入車のドライバーに対し、かなりの金額を支払わなければならない。韓国車のドライバーは、修理費を出す上に保険料も上がるという、二重の苦痛に見舞われる。
 輸入車の修理費が高い理由は、輸入車の部品価格が韓国車に比べ平均5.4倍もするからだ。輸入車の部品は海外から持ち込むため関税が賦課され、さらに物流費用も掛かるというが、輸入車の本社が部品供給を独占し、韓国国内の輸入車業者にも本社が決めた高い部品価格をそのまま適用しているから、途方もなく高いのだ。エンジニアの工賃も、輸入車は韓国車の2.2倍に達する。
 輸入車の修理にかかる保険金を、いつまでも韓国車のドライバーに押し付けることはできない。部品供給を輸入車の本社に独占させず自由競争に任せ、韓国車のように客観的な修理費算定システムを作り、輸入業者が修理費を勝手に決められないようにすべきだ。韓国車のドライバーの1.4-1.6倍程度になっている輸入車のドライバーの保険料も、もっと高くしなければならない。また損保各社は、輸入車のドライバーから集めた保険料で輸入車への保険金を支払う、輸入車専用保険を別に作る案も検討すべきだ。





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