シニア花井の韓国余話

韓国交流50年の会社経営を引退しソウル定住の日本人が写真とともに韓国の案内をします。

「道路名住所」に手こずる配達員たち

2012年01月20日 20時47分24秒 | Weblog
(韓国大手新聞、朝鮮日報 12.1.19記事抜粋)
 「住所に『百済古墳路』と道路名が書かれていると、石村洞、蚕室洞、パンイ洞、松坡洞と四つの洞(行政区域)を考えなければならない。どの辺りなのか、見当が付かないこともよくある」
 ソウル市江南区の郵便配達員(44)は「新たに導入された道路名住所に慣れていないため、パソコンでいちいち昔の地番式住所を検索し、郵便物に鉛筆で書き込んだり、メモを張ったりして配達している」と打ち明けた。
 旧正月(今年は1月23日)を控え郵便物や宅配便が急増している中、配達員たちが道路名住所に手を焼いている。
 韓国政府は2007年4月、これまで使用してきた地番住所に不便な点が多いとして、道路名基準の住所を導入した。だが、道路名が非常に多いため不便との指摘が出たことから、昨年7月に「統合道路名」による住所を新たに発表した。行政安全部(省)は、13年末までは地番住所と道路名住所から好きな方を使用できるようにしているが、政府機関に対しては今年から道路名住所だけを使うよう規定した。企業の多くも政府の方針に従い、年初から住所表記を変更している。配達員にとっては、慣れた地番住所ではなく、道路名住所の使用が大幅に増えた今年の旧正月はまさに苦労の連続だ。
 ある配達員(42)は「今年の旧正月の郵便物のうち、道路名住所だけを書いた郵便物が20-30%を占める。マンションは棟や部屋番号があるため探しやすいが、路地にある住宅は探すのに以前の倍ほど時間がかかる」と嘆いた。
 道路名住所のため、宅配便の配達が遅れることもある。ある女性会社員(25)は「インターネットで商品を購入し、配達先を道路名住所で書いたら、宅配業者から昔の地番住所を教えてほしいという電話が3度もかかってきた」と話した。
(投稿者注)
かなりわかりにくい。従来の住所表示が日本時代のものだ!との考えから、米国式の道路による標示に変えたのだが、従来は町がブロックでまとまっていたのだが,道路標示になると、道路が長いためにまとまりがなく難しいようだ。
ただ、ソウルの住居は80%以上がマンション団地なので、マンションの場合は比較的探しやすいようだが、一般住宅は難しいようだ。
韓国は社会主義的な考えが強く,変えるのが好きだ。



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