シニア花井の韓国余話

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米陸軍最後の徴集兵、韓国で退役

2014年11月10日 14時35分17秒 | Weblog
韓国大手新聞  朝鮮日報14年11月8日記事抜粋
 10月28日、京畿道議政府市の在韓米軍基地、キャンプ・レッドクラウド。しわのない制服に勲章やバッジをいくつも付けた初老の軍人が、弟分のトーマス・バンダル米歩兵第2師団長(少将)と握手すると、一斉に歓声と拍手が起こった。
 42年間の軍生活を終えたラルフ・リグビー准尉(62)の転役(退役)式だった。この日の行事は、通常の転役式以上の意味があった。リグビー准尉は1972年に徴兵制により入隊し、これまで米陸軍で服務を続けてきた最後の兵士だ。ベトナム戦争が激化した60年代から大々的な反戦運動が起こるなど社会的な抵抗が強まったことから、徴兵制は73年に廃止された。リグビー准尉の除隊を最後に、米陸軍に「徴集」された現役兵はいなくなる。
 リグビー准尉は19歳で整備所を構え、事業家を目指していたときに令状が届いた。悩んだ末、徴兵を逃れるためカナダに逃げる計画まで立てた。だが、リグビー准尉の母は「うちの家族に落伍者はいない」と叱り飛ばし、息子を訓練所に入れた。
 初の海外勤務地は韓国だった。義務期間を終えてすぐに1年の滞在延長を要請するほど、韓国での生活が気に入った。機械いじりが得意で、やがて軍装備の専門家として認められるようになった。73年の徴兵制廃止を受け、徴集された人を除隊させるよう命じる大統領令が出されたが、軍服を脱がなかった。
 最後の勤務地も韓国だった。リグビー准尉は退役にあたり、韓国への愛着を語った。「42年前に戻ってもう一度選べるとしても、入隊していたと思う。韓国が大きく発展する様子を見守り、韓国と米国の同盟も強固になったのだから、私も歴史の一部になったのだろう」
鄭智燮(チョン・ジソプ)記者






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